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中国製品に要注意です。
クリスマスの季節。物価が高騰する中、Temuなどの激安通販サイトで買い物をすることが多くなってきているのかなと思います。つい数か月前にもこういった報道がされたばかりですが、あらためてこの季節だからこそ”安かろう悪かろう”を頭の片隅に置いて注意してほしいと思います。
以下、下記ソースを参考にまとめてみました。
1.中国系製品と検査結果の詳細
韓国ソウル市は2024年12月20日、中国系オンラインプラットフォーム「Temu(テム)」「SHEIN(シーイン)」「AliExpress(アリエクスプレス)」で販売されている製品を対象に安全性検査を実施。
有害物質の検出: フタル酸系可塑剤が国内基準の最大215倍、鉛が最大11倍の高濃度で検出。
物理試験の不適合: 物理実験にて小さな部品が外れるにもかかわらず警告表示なし。ビーズ玩具など3製品では「鋭い先端」の試験で子供が怪我をする可能性が指摘。
※フタル酸系可塑剤と鉛の健康影響
フタル酸系可塑剤: 内分泌攪乱物質であり、精子数の減少、不妊、早産など生殖機能に影響を与える可能性あり。また、接触時には目や皮膚に刺激あり。
鉛: 過度な曝露は生殖機能に悪影響を及ぼし、がんのリスクを増加させます。妊娠中の曝露は胎児の脳発達に影響を与え、子供の学習や行動問題を引き起こす可能性あり。
2.消費者への注意喚起
購入前の確認: 製品の安全性に関する情報やレビューを確認し、信頼できる販売者から購入。
使用時の注意: 製品に異常が見られた場合は直ちに使用を中止し、専門機関に相談。
日本の対応: 日本の消費者庁も、海外通販サイトで購入した製品から有害物質が検出された事例について注意喚起を行っている。
3.まとめ
中国発の通販サイト「SHEIN(シーイン)」「Temu(テム)」「AliExpress(アリエクスプレス)」は、工場から直接消費者に商品を届けるFtoC(Factory to Customer)モデルを採用し、中間業者を省くことでコスト削減を実現。しかし、急成長の一方で、有害物質の検出・商品の模倣やデザインの盗用が問題視されている。
SNS上では、「注文した商品が届かない」「粗悪品が届いた」「カスタマーサポートに連絡が取れない」などの苦情が多く報告されています。これらの問題は、消費者の信頼を損なう要因となってる。
日本の厚生労働省は現在情報収集中であり、具体的な対応は明らかにされていない。
SHEIN、Temu、アリエク…商品から“発がん性物質”検出の韓国発表を受け厚労省「情報収集中」 もし健康被害が発生したら?(yahoo!ニュース)
「Temu(テム)」など中国系サイトで販売される子供向け製品にご注意…韓国では有害物質が高濃度で検出(dニュース)
4.感想
私自身は、中国製品を使用することもあり”安かろう悪かろう”は頭の片隅に置きつつ注意しているつもりではありますが、発がん性物質等目に見えないものに関しては全く気付く由もないので、さらに気を付ける必要があるなと感じました。ただ最近の物価が2倍や3倍にも跳ね上がっている昨今では、こういったサイトを利用して買ってしまうことも多くなるんだろうなと思います。FtoCは良いモデルだと思うのですが、やはり日本の安全基準を満たしたものを身に付けたいし買いたいなと思ってしまいます。サプリメントもそうだったのですが、海外から直接購入できるものに関しては国内の基準を満たしてないものが多々あることを念頭において購入前にそれが本当に必要なのかどうかを考えて行動する必要があるのではないかと思います。
みなさんはどう考えますか?
追記
今年のクリスマスケーキは今年の自分へのご褒美を与えたいと思います。来年もがんばれるように!
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