結婚は恋愛の延長線上ではない
52歳で婚活をして、何人かの人と出会って、恋愛と結婚は全く違うもので、結婚は恋愛の延長線にないことがわかった。
恋愛はいない時の不安が、いる時の愛情になり、
結婚はいる時の安心が、いる時の不満になっていく。
52年間も生きてきて、ようやくとそのことがわかったくらいなので、まぁ、失恋もするし、離婚もするし、女性関係に失敗するわなと我ながら思う次第である。
僕は明日、結婚を前提としてお付き合いをする人に会うことになっている。僕の部屋に来ることになっているので、×××もありかなと勝手に想像しており、昨日いい匂いのするボディソープを買いに行ったくらいである。
実は、彼女と会うのは明日が3回目で、前の2回は食事をしただけである。お互いにのことがわかっているわけでもなく、恋愛という感情があるわけでもない。それなのに、結婚を意識するのは、結婚と恋愛が違うものだとわかったからである。
恋愛の後に結婚するから失敗をする
人並みに10代で恋愛をして童貞を捨て、20代で同棲も経験した。24歳の時に出会った人と25歳で結婚をした。26歳と27歳で子どもが生まれて、20年の結婚生活を送ってから離婚をした。
元妻とは恋愛の末、結婚をした。結婚をしている間、僕はいろんな変化をしてしまったと思う。
たとえば、
言動が偉そうになり、
休日は、昼まで寝るような生活態度になり、
子どもの教育方針は任せっきりで、
何度も転職をしたり、
急な仕事で子どもの行事予定をキャンセルした。
そして、何より元妻に対しての思いやりがなくなっていた。
元妻にも変化があったと思う。子どもができれば、僕に関心を持つ時間もなくなるだろうし、疲れていたら家事の負担も増える。
恋愛をしても、共同生活をして、子どもの成長など、二人以外の要素が加わってくれば、生活も変化をするし、生活の変化は気持ちの変化に影響する。
僕が結婚に失敗した理由は、恋愛がいつまでも続くものと思い込んでおり、変化に愛情が追いつかなかったということであり、ぶっちゃけ言うと、僕は思いやりがない人間であったということである。この時は、恋愛と結婚の違いを全くわかっていなかった。
離婚前後の恋愛
結婚中は浮気をしていた。会社員時代はお得意先のOLさんと付き合って、転職した後は、部下の女の子を口説いた。独立してからは、自営業の彼女がいて、別れてからは、セミナーの講師をしていたので、受講生さん3名と付き合って、その後は仕事で知り合った人妻、婚活アプリをはじめて、3人の人となんとなく付き合った。
結果から言えば、全部ダメにしてしまった。
正直、ヤりたいと思うのが先だったけど、恋愛はしていたと思う。そして、その先に結婚を考えてもいた。
今から考えれば、元妻と同じく、僕と相手の変化に愛情をなくしてしまっていたのだと思う。
もちろん、こんなキレイな言い方で終わる話ではない。結婚詐欺同様なので、ドロドロの修羅場である。ある人は、僕の性癖をSNSで拡散させ、以来、僕はかなりの仕事を失った。
恋愛から結婚に至るまでの変化とは、
・言動
・生活態度
・子ども
・仕事
・予定
・思いやり
という要素がある。
これらが変わらないということが、結婚がうまくいく条件であり、逆に言えば、変化があっても愛情が変わらない相手を選ぶことになる。
ようやくと僕は結婚が恋愛の先にないことに気づいたのである。
まぁ、恋愛をいうものの、何回か、セックスしたら気持ちが覚めるというのは恋愛以前でもあるわね。ゲスくてすみません。
恋愛を飛ばして、結婚準備に入る
恋愛よりも先に結婚を考えたら、選ぶ相手も全く違ってくる。相手は結婚生活のノイズが少ない人で、結婚後の変化を最小にできる人に決めた。
ノイズとは、自分達以外の要素のことで、子どもや親、前の家族とかになる。
見た目がO K
安定した仕事をしている
収入がある
子どもがいない
親は元気で介護の必要はない
おまけに彼女は一戸建てを所有しており、車がある、ついでにペットもいる。犬2匹、猫2匹というのは想定外だけど、お世話は彼女がやるので、僕のノイズにはならない。
もちろん、結婚に至らない可能性もある。二人の関係には、恋愛要素も必要である。好きになることができなければ別れてしまうかもしれない。それでも、結婚しながら恋愛する流れに乗ってみようかと思うのである。
追記しておくと、こんなことを考えている自分が打算的でゲスい男だということは自覚している。