婚活アプリで知り合った女性の素敵すぎるメッセージへのゲス男のアンサー
結婚に一度失敗すると、今度は失敗したくないと思う。
そこで、相手選びに慎重になるわけだが、慎重になりすぎると相手がいなくなる。ここは難しいところである。理想を追うか、妥協をするか。結婚なんてものは何度もするものではないので、情熱と冷静の間で婚活はするべきであろう。
というものの、一時的な性欲のために、軽く付き合って、やっぱりダメだったという経験もしたので、相手の方に迷惑をかけないように心がけてもいる。
本日2022年7月29日で、マッチング後にブロックされていない人8名、メッセージのやりとりが続いている人が4名。会った人1名(LINEを交換してしまったので、アプリを使っていない)、これから会う人2名。ということで、僕の婚活も佳境に入ってきた感がある。
もう2週間以上、誰にも「いいね」を送っていない。
実は、この中で、最も早くにマッチングをしているのに、まだ会う約束ができない人がいる。6月18日にマッチングしていて、それ以来定期的なメッセージのやりとりをしている。
48歳、結婚歴なし、恋人いない歴1年くらい、162センチ 体型普通。
これまでのやりとりは、
という仕事に関してのものが多く、恋愛に関しての話を切り出していない。メッセージのやりとりは毎回かなりの長文になっているので、まったく気がないわけではないだろうし、複数人と長文のやりとりをするのは負担が大きいので、そんなに多くの人とやりとりをしているわけではないだろう。僕は、一度に6人と長文でやりとりができるゲス野郎である。書くことが仕事であるから、余力があり、こんなマガジンまで書いているゲス野郎である。
ということで、進展がないので、
というメッセージを入れてみた。
このメッセージにあなたは返信ができますか?
正直、気絶をしそうになった。
そんな白馬の王子のような40代後半以上の、しかも、独身の男がいるのか??とうがった感情も湧き上がった。
このメッセージを僕は、2日間放置している。これまでは必ず当日か、翌日には返答していたのだけど、どう返していいものかわからない。この時、これまで僕の長文の暑苦しいメッセージを無視する女性の気持ちがわかってきた。それ、うざいわね。
彼女が重視していることにとやかく言うつもりはない。理想を追うか、妥協をするのかを決めるのは本人である。
僕の、アンサーは以下のようになる。
人間性
だいたいが50歳前後で独身の男は何かしらの問題がある。未婚は、結婚を拒否してきた人以外は、結婚ができていない点で何かしらの理由がある。離婚をした人にも、家族を養えなかったわけで、問題がある。お互いに話し合える関係を作っていた夫婦は離婚などしない。という捻くれた思いで、あなたの理想的な人など50歳前後では砂漠の砂金であろう。
さらに、僕の人間性は、48歳のあなたが掲げている理想を聞いた段階で、人ときちんと拘ったことがない人だと分析をしているという僕はゲスな男です。
仕事
できれば仕事をしたくない。お金のためにやっている感が強い。もちろん、好きな仕事は楽しいけど、疲れるほど一生懸命に仕事をしたくはない。
身内について
元妻を大事にしていなかったから、離婚をしたわけである。
結婚から学んだこと
相手を選び間違えると、地獄の日々が待っている。
僕の結婚生活
一応、僕は20年間、結婚をしていた。元妻は美人で、169センチでスラッとしていたので、よく「モデルさんですか?」とか言われていた。二人の娘にも恵まれて、彼女らは中央大学と明治大学を卒業し、現在は社会人になっている。
20年の間に僕の人生には何度か浮き沈みがあった。もっとも大きなことは、転職をして1000万円を超えていた年収が、リーマンショックをきっかけに大きく下がった時である。当時、娘たちは私立高校に通っており、かつ塾に行っていたので、教育費がそれなりにかかっていた。家にある貯金は50万円という悲惨さで、専業主婦だった元妻に仕事をしてほしいと頼んだ。しかし、拒絶された。それでも、頼み込んだ末に、彼女が始めた仕事は、お菓子などを袋詰する内職であった。月額2万円。家計は火の車になることは目に見えているので、娘には国公立大学を目指してほしいと頼んだ。それも拒まれたので、僕は起死回生を期して、独立をした。
しかし、世の中は、そんなに甘くはなく、さらに収入が減ることになった。ラッキーだったのは、創業に対しての融資制度があったことである。そこで、僕は公庫や保証協会から融資を受けて、生活費に当てていた。それでも足りずに、株式会社を設立し、個人とは別に融資を受けた。どちらもやっていることはコンサル業なので、違法スレスレかと思うのだが、合計で2000万円の借り入れをした。また、東京都内に一戸建ての家を買っていたので、そのローンも支払わねばならない。
こうして、それから何年も僕はお金に振り回させる結婚生活を送ることになった。元妻に仕事をしてほしいと頼む度に、彼女は病気になり、僕の申し出を拒絶した。
その後に運よく仕事が軌道に乗り、毎月100万円くらいの収入を得られるようになった。当時は、好きな人がいて、その人と一緒になるために、僕は離婚を決意する。当然ながら、元妻は承諾しないと予想できたので、毎月40万円の生活費と住宅ローンを僕は払うという約束で離婚をした。
その後にも、仕事の浮き沈みがあり、思うような収入を得ることができない時でも、元妻との約束は守った。結婚をしたいと思っていた彼女との生活はお金に窮するようになり、喧嘩が絶えない日々が始まった。それも当然であろう。自分よりも前の家族を大切にしている男についてきてくれる女性などいるはずがない。
こうして、彼女は僕の前からいなくなった。
それからも僕は元妻に生活費を払い続け、彼女は仕事もしないで、東京郊外に一戸建てに住み続けた。
それだけではない。僕に内緒で、田舎に住む僕の両親からも金を無心していた。娘の学費が足りないと言われれば、善良な田舎者の両親は、「息子が迷惑をかけたな」と詫びながら、何百万円かを送っていたようだ。
今回、2度目の婚活をするにあたり、僕は、このお金に強欲な女をキッパリと切り捨てるために、家を売って、差額が出たら全部あげるので、それを最後にしてほしいと申し出た。元妻は拒否をしたが、事業に失敗して破産するかもしれないとウソをつき、ようやくと納得させた。
僕が支払った金額は、離婚からの年月で総額5000万円ほどになり、今回の家の売買で500万円ほどの利益が出る。それで完全に結婚生活が終わる。
クソのような女と結婚し、クソのような結婚生活を送ったのは、僕がクソだったからである。一方的に、元妻に対する悪口を書いたけど、彼女にも言い分があるだろう。しかし、そんな話を聞く気にはなれない。これが、クソな結婚生活であり、結婚は破綻するという現実である。
クソのような結婚生活は送りたくない。
僕が結婚相手に求めるのは、苦労を経験し、現実が分かっているからこそ、理想に近くように生きていきたいと願っていることである。その気持ちに僕は共感する。
ということで、僕は素敵すぎる彼女への返答は、
とすることにした。
ブロックされるかな?