ホロライブGTAにみる組織論 ss aさまへの返信
ss aさま
コメントありがとうございます。
ss aさまはギャング視点だったのですね。わたしもようやくギャング視点で見直していましたが、ギャングさんたちはやることが多く、また人数も少なくほぼ息抜きができない状態でした。パン屋さんの結婚式にほとんどギャングさんたちが来場しないのを見て、「あれ!ギャングさんたちもしかして大変なの?」とようやく気がついた次第であります。
わたしはリアタイでは警察陣営が大変面白く、署長視点だけではなく各署員の枠をザッピングするだけにとどまっておりました。どの署員を見てもおもしろい。よってリアタイではギャングさんたちの視点までは手が回っていなかったのです。
ss aさまが1でお書きになられたように、警察のエンタメ度はほんとうに高く、また上質でさえありました。ラプラスさんと奏さんの意識の変化のグラデーション。それを促したスバルさんの天賦の才。こんなに上質なエンタメはそうはない。教育的ですらあります。
2に関してはもうベストオブベスト。繰り返しますがわたしは男性であり、どこを切っても男性という男性。いつかわたしがはじめて女性という存在を認識した瞬間を書きたいと思いますが、とにかく女性は男性とは違います。男女同権論を義務教育期間にたたき込まれ、高校に入って事故りました。「先生!女は男とちゃうやんけー」。トワさんはもちろん女性なので女性の扱いに長けています。たとえばこの原稿は甘いので○○先生のところに行ってもう一回相談してきて。メールとか電話じゃだめ。必ず面会して先生の皮膚呼吸まで感じられるくらい神経を研ぎ澄ませた状態で臨んで、と言いたいとします。これ、男性ならば簡単。それこそスバル署長のように「てめー適当に原稿取ってきただろ。いっただろwikiに書いてあるようなありきたりな内容じゃダメだって。もう一回先生のところに行って相談してこい! 先生を怒らすなよ!! 土下座でもして御願いしてこい!!」ですみます。男性部下は「はいわかりました行ってきます!」と出て行きます。これを女性にやると「どこがまずかったのですか。○○さんの指示って抽象的でわかりにくい。○○さんが見本を書いてみてくれませんか?」となる。男性は大きな入力でドンと押してやると行ってきて数回失敗しますがやがて答えにたどりつく。女性は小さな入力を粘り強く時間をかけて説明をし、実演までやってみないとわかってくれない。違う例だと男性はマニュアルが好きです。絵と文字だけあれば十分で挑戦してみようと決断し動き始める。女性は…。なんでできないの? 絵も文字も書いてあるじゃん。なんなら絵なんかもいらないじゃん。文字だけでも組み立てられるのに、と思います。これも同じく説明しながらやって見せる必要があります。女性は失敗して恥をかくのを嫌がりますね。男性は失敗してもガハハと笑っているので、それを見てバカめ、もうお前にはがっかりだよ、次な次。次こそな!と言ってやるだけでいい。わたしもよく社長の思いつきだけの3行ほどのメモを企画化したりしていました。ほぼモノにはならなかったですがね。でも楽しかった。なんて簡単な生き物。トワさんはきちんと女性メンバーを女性として扱っていました。まじで同僚や部下、上司でもいいや。組織に女性がいる男性はトワさん視点を見た方が良い。見本がそこにあります。「パトロールしろ!!!!!」って言ってその趣旨を試行錯誤しながら理解できるのは男性脳。「○○番地のコンビニと○○番地の銀行は過去にねらわれたから、この辺りの繁みに車をかくして連絡頂戴。30分単位で○○ちゃんと交替して。交替しているときは遊んでいてもいいからね」。くらいの具体性が必要。
男性は荒っぽい仕事をしますが女性はていねいな仕事をするので、こういう定期パトロールなんて仕事は得意。さらに真面目でもあるので、範囲を広げてパトロールしたほうがいいのではないですか?という提案までくれる。男性は暇な時間にヒャッホーと遊び倒して仕事を忘れるまである。一緒に出張した男性の部下が地方のキャバクラで名刺を配りまくって翌日名刺を切らし、急いで早朝、地元の印刷屋さんに二人で駆け込んだことすらある。
トワさんは命令をしていませんでしたね。こうやったらどうなるかな、みんも考えてねとサジェストし、みんながそれに応じたら声を上げて褒めていた。慣れてますね。
これは3につながるのですがたしかに経験の差ですね。トワさんはメンバーを上手にコントロールしていました。スバルさんは本文にも書きましたが逃げていたのだと思います。彼女はみんなで自由に楽しめればいいじゃん。この企画はチュートリアルみたいなものなんだし、というおそらく本企画の主題に寄りかかった。でも経験豊富なトワさんはチュートリアルでも熱量を持って取り組んだ。チュートリアルだからこそ、と。トワさんは最終日メンバーに囲まれて号泣できたけどスバルさんはできなかった。ライブも早々に打ち切った。悔しかったと思いますよスバルさん。
本文でも書いたのですがスバルさんは本来群を率いるオオカミの才能を持っていたのに、それを隠してヒツジのふりをしていました。でもARKで我慢できなくなった。彼女は全滅エンドというみんなが楽しめない結末の可能性に恐怖した。勝利というごちそうがないと、毎日毎日、木やワラ、石や鉄鉱石を運んでいる仲間たち、なんどもなんども拠点を補強し、建て直していたトワさんたち拠点班の気持ちが折れる。全滅エンド、焼け野原では「楽しい!またやりたい!」と思ってくれない。このスバルさんのメンバーを思う愛が原動力となり、ヒツジの皮を脱ぎ、オオカミとして世に出た。これを他のオオカミたちは見逃さないのですよ。「やっとでてきたよアイツ。おせえよボケが」、「スバちゃんついにオオカミとして立ったのにぇ!」と。もうスバルさんには逃げ道はないと思います。まあ彼女は逃げないと思いますが。最初にしては十分及第点どころか満点をあげたい。ほんと見事にスバルさんの弱点を顕わにしてくれた。細かい指導が苦手ならばそれを得意とする人材をハンティングすればいいだけ。それをスバルさんは得意とするのだし。三顧の礼をもって重役クラスをスカウトすればいい。スバルさんの頼みならば聞いてくれますよ。まったくもう人徳だなぁ。うらやましい。ただトワさま陣営は無理かもね…。在野にいるじゃないですか。何人か。面倒見がよくオオカミでもあるメンバーが。こういう人材の引き抜き合戦もコンテンツにして欲しいですね。まずはぼたんさんを死守な。あと吾輩も。吾輩は札束で殴れ。でもラプラスさんは奏さんの教育に名残がありそうだから「おまえは奏を男にしろ!」で来てくれるかも。そういうのスバルさんうまいから大丈夫か。
青さんはもうオオカミに見ぬかれていますよね(^^)。あえて大集団に入れなかった。奏さんを警察グループに入れる人たちですよ。すごく良く見ています。人だけでなくエンタメとしての視点も。まだ大集団を率いることは難しいので、小集団か病院のような集団戦を必要としないロールの長を割り振るとか。また彼女は優しすぎますからね。いやただの調子の良いおちゃらけ女の子だと思っていましたが、ARKでイケメンザウルスを失った青さんを見て、オジさんも泣いてしまいましたよ。「○○ちゃん死んできて」なんてRPでも絶対に言えない。自分が行くと言うでしょう。なのでギャングのトップ、警察トップも無理。トップどころか人を撃つ仕事は無理。こればっかりは適性がないですね。ほんとよく見ています。ただARKだと資材班のトップ、マイクラだと食料班のトップとかが適任ですかね。どんな所にいても奏さんが青さんにからみにいってくれるから安心。優しくて責任感もあってエンタメもわかっている。そして「青くんさびしがっているんじゃないかなぁ…、仕事ばっかしてつまらないんじゃないかなぁ」ってからんでくれる優しくとびきり不器用な友人もいる。どっからこんな人材が湧いてくるのか。