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プレイヤーでもリーダーでもない、マネージャーの役割とは
最近は、マネージャーが不人気です。
マネージャーが、というよりは
ミドルマネージャー、つまり、中間管理職。
経営者=マネージャなので、企業の経営層だけではなく
・事業をしてる人
・副業してる人
は、個人事業主の人でもマネージャーという役割を担ってます。
そう考えると、マネージャーの経験の一部を
経験できるミドルマネージャーは、
それなりに人気あってもよさそうですが、
ミドルマネージャーになりたくない人の割合は増えてます。
「8割の一般社員は管理職になりたくない」
なんて調査結果もあるほど。
なので、
マネージャーとミドルマネージャーには
明確な違いがあるんだろうな。と
推察できます。
他方、マネージャというワードではなく
リーダーと読んだりしてることもあります。
リーダー=リードする人
マネージャー=マネジメントする人
なので、役割は違うはずなんですが、
日本では
リーダー=マネージャ のように
使われてるんじゃないかなと。
本noteでは、
・マネージャー
・リーダー
・ミドルマネージャー
3つの役割について、
同じ点と異なる点について、
実体験も交えて解説します。
3つの役割の類似点
3つの役割の共通点。それは、
「プレイヤーに行動をうながす」
役割を担うこと
です。
マネージャーは、会社収益のために
リーダーは、目指すと決めた方向に
ミドルマネージャーは、
マネージャーが掲げたゴールに
より多く、より確実に近づくために、
と、理由や目指す先は違えど、
プレイヤーの協力をもらって動いてもらうことが
求められます。その役割を担ってます。
ミドルマネージャーのほうが、
結果に直結する動きを担うから、
品質のトラブルが真っ先に目に留まるし耳に入る
予算が足りないかも…って肌間でわかる
進捗の遅れに早く気づく
のような大小のトラブルを
真っ先に気づける立場。
だから、大変なんです。
3つの役割の相違点
他方、3つの役割の違いは、なんでしょう。
それは、見てる先が違うんです。
マネージャー:株主、出資者。
つまりお金出してくれる人
リーダー:未来
ミドルマネージャー:メンバとマネージャ
誤解を恐れずに言うなら、
ミドルマネージャが、見る先が複数あります。
マネージャはミドルマネージャを見てる!
っておっしゃる方もいるでしょう。
ただ、ミドルマネージャの中にマネージャから
見られてる、って感じてる人は
どれほどでしょう。
って心配になるほどに少ないのでは。
これが実感値です。
(いやいや、そうじゃない。って方からの
コメント、ぜひお待ちしてます。)
なので、ミドルマネージャーは大変です。
トップダウンとボトムアップがぶつかる場所が
ミドルマネージャのポジション。
特に、ミドルマネージャーの中で、
最もマネージャーから遠い
ミドルマネージャー職が、最前線になります。
トップダウンが最前線を突破すると、
メンバにとっての不利益が増えるので、徹底的に抗戦します。
ボトムアップが最前線を突破すると、
経営状態が厳しくなるので、食い止める必要があります。
これを担うのがミドルマネージャー。
しらんがな。勝手にやってよ。
と思わんこともないですが、
そんな最前線で戦うことが役割なのが
ミドルマネージャーではないでしょうか。
ミドルマネージャに必要なこと
ミドルマネージャーにとって必要な事って
結局は、マネージャ=マネージすること。
ただ、マネージャーが担うマネージ(マネジメント)とはちょっと違って、
ミドルマネージャのマネージは、
なんとかすること(manage to do=なんとかする)のほうだと私は解釈してます。
トップダウンやボトムアップ。そのほかのよくわからない
雑多なことも次から次に出てきますが、
結局は何とかして、つじつまをあわせること。
これができる人が、優れたミドルマネージャー
だと意識してます。
その為に必要不可欠なのが、
他者との調整力。
調整力は、私の中では、
知識✕人間理解✕コミュニケーション能力
の公式で分解してます。
どれかがゼロだと調整できないし、
知識が乏しくても、人の心理や話術が
長けていれば、調整は可能です。
ミドルマネージャーになる人は、
知識は豊富だし、
コミュニケーション能力も必要
最低限は備わってる
そんな人が周りに多い。
なので、人間理解(例えば心理とか感情とか)を増やすことで、
調整力が向上し、
その結果、「なんとかする」ことができる機会が増える。
最終的には、担う役割を満たせたことで更に
昇進とか、上位の役割を担えるチャンスをつかめます。
もし、調整力についてご興味あれば
過去のnote記事も参照してもらえると嬉しいです。
ミドルマネージャーとマネージャーは違います。
若手がなりたくないのはどっちなんでしょうね。
ミドルマネージャーのほうだと感じてます。
経験上言えるのは、
調整力を磨くなら、ミドルマネージャーの経験は
めちゃくちゃ活きます。
で、この調整力は、今後生成AI で拡大する時代になるほどに必要とされるスキルです。
スキルなんですよね。だから後で身につくんです。
押し付けるつもりは全くないんですが、
「AIだらけになる」であろう将来で、
知識と訓練次第でAI と差別化できるスキルを
はじめから放棄するのは、
なんだろうな。と感じないことはないです。