ゆっくりしていってね
「君は少しは賢そうだから、僕の話が伝わると思って勇気をもって今から話すよ?」
「これは、永久的というより間歇的な、間歇的というよりは発作的な恋」
「朝早く起きて悦にいる」
みたいな、わけのわからないツイートばかりしていたTwitterをついに辞めることができ嬉しい。
2023年の目標、なんにしようかな~と思っていたら既に、3か月が経ってしまいました。
そして、決めたのがこの目標です。
「姿勢正しく。」
ね?
では本題に移って、とてもとてもとてもとてもとてもとても面白いYouTubeチャンネルを見つけたので、紹介したい。チャンネル名は「ゆっくり科学ヒストリー」です。
動画見たんですが、全部面白かったです。その感想をメモするための文章をかいているわけです。
■まずはじめに見た動画がこちら。
二重スリット実験の動画っていうのはありきたりなテーマだから、「もうええて」というような感想を抱くひともあるいはいるかもしれないけれど、この動画が一番面白かったですよ。他の動画よりも。
二重スリット実験は、ご存知のとおり「観測が実験結果に影響を及ぼす」という不思議な科学である。その実験の歴史を説明している。
重要な用語は、「コペンハーゲン解釈」と、「量子ポテンシャル」。建築学科は基本的な科学の授業はあるけれど、このへんは必修では教わらないので、とても勉強になった。
「コペンハーゲン解釈」について、ゆっくり霊夢が、「本当に科学者たちはこの解釈で納得してるの?」と聞いた時に、「どうだろうな。計算上問題ないから納得せざるを得ない」と言ったゆっくり魔理沙の発言がとても印象的。
他の二重スリット実験についての動画では、まるで「真理」かのようにコペンハーゲン解釈を説明することが多いが、このチャンネルはその辺の微妙なニュアンスを伝えるのがとても上手いと思う。
※この二重スリット実験の動画を見た後には、絶対に概要欄を読んでほしい。そこまでセットで楽しもう。
■次に見た動画がこれです。
「光って何?」っていう動画です。
光については、大学の必修授業だった流体力学の授業で少し詳しく勉強したから、以前から興味がある。流体力学の授業では、「光を伝達する媒体であるエーテルという概念が、マイケルソンとモーリーの実験で否定された。」ということを習ったことを覚えている。そこから授業がスタートし、特殊相対性理論の「光速度不変の原理」などの解説があった。
しかし、光とは何か?ということについての解説は結局、ほとんどされなかったように思う。もしかして、別の授業の「物理学基礎」でやっていたのかもしれないけど、その授業真面目に聞いてなかったからなあ。反省。
ニュートンの「光は粒子」説、それを打ち負かす「ヤングの実験」、それをまた脅かすアインシュタインの「光量子仮説」。面白い。
マクスウェルによって実は光は「電磁波のひとつだった」ということが明らかになって、光ってそんなに特別なものじゃなかったんだということがわかったというところが印象に残っている。また、光だけじゃなく、電子、原子、分子もまた「波であり粒子である」ということが分かってきたという部分も印象に残る。地球が実は太陽のまわりをまわっていて、しかも太陽のまわりをまわっている惑星は他にもある、ということがわかったような。特別じゃなかったんだ、という驚き。
ダウンタウンのガキの使いの「ききシリーズ」のさ、カステラの回を知っているひとなら伝わると思うんだけど。
ザラメがのってるカステラが最初2つしかないと思われてたんだけど、結局いろいろ見ていったらザラメがのってるカステラだらけで、松本人志が「現場はザラメだらけだったんや~!」って叫ぶ回があるんだけどね、
それを思い出したよね。ザラメがあるのは特別じゃなかったということです。(伝わらないね、はい。)
■次に見たのはこの2つの動画。宇宙について。
50年くらい人間は月に行ってない、というのを初めて知ったとき、少し意外だったよね。現代では当たり前のように月に行ってると思ってたもん。
そして、アポロ計画は噓だった、人類は月に行っていない、という都市伝説も存在するとか。
アポロ計画についてはそれくらいの認識だったんだけど、この2つの動画を見て、理解が深まった。
どのような経緯で月に行ったか、どのように月に行ったか、を簡潔にまとめている。「月軌道ランデブーモード」というアイディアを用いて人類が月に到達した、という話。
■終わりに
このチャンネルのすごいところは、概要欄に参考文献が載せてあるところだと思う。そして、かなり枝葉を省略して僕らみたいな馬鹿にも面白く見られるよう作ってあるところ。
僕たちは天才ではないので、このような頭の良いひとが作ったものをありがたく消費し、明日の話題にすればいい。