【軟式論①】簡単な話からはじめてみる
バックスイング・インパクト・フォロースルー。
ソフトテニスにおけるシングルスの話。
シングルスの中でも、バックスイング完了時の話。
とても簡単な話。
今、シングルスの試合でラリーの中、バックスイングをしたその瞬間について私は議論がしたい。
君には選択肢が4つ存在する。(本来はもっとあるけど、わかりやすく。)
①右に深いボール
②左に深いボール
③右に浅いボール
④左に浅いボール
そのとき、四択の中から「どれにしようかな~」と選びながらラリーをする人がいる。
「①を打つ。返ってきた。じゃあ今度は②だ。返ってきた。じゃあもう一回①を打ってみよう。返ってきた。それなら③!よし!決まった!」
↑こういうふうに試合をする選手がいる。
それでもいいんだけどさ。
マリオテニスだったらこれでもいいんだけど。
その展開がうまくいく時もあれば、うまくいかないときもある。うまくいかないとき、どうするの?
1点を取る勝負だったらそれでもいいのかもしれないけど、そうではない。16点相手から取らないと勝てないと考えると・・・
もう一度話は戻って、
今、シングルスの試合でラリーの中、バックスイングをしたその瞬間について私は議論がしたい。
君には選択肢が4つ存在する。(本来はもっとあるけど、わかりやすく。)
①右に深いボール
②左に深いボール
③右に浅いボール
④左に浅いボール
ここに、確率を振り分けることを提案したい。たとえば次のような。
①右に深いボール 50%
②左に深いボール 20%
③右に浅いボール 20%
④左に浅いボール 10%
バックスイング完了時、この確率に従って君は打つコースを選択する。
どういうことかというと、
一試合でストロークを何回打つか数えたことないからわからないけれど、便宜的に100回打つとする。
100回目のストロークで試合に勝つとして、先ほどの確率で配球すると、
50球は右に深く、
20球は左に深く、
20球は右に浅く、
10球は左に浅く、君は打つのである。
そんなめんどくさいこといやだよ。と君は言う。
でも、その確率の振り分けはこれまで無意識にやってきたはずだ。
流すのが得意だから、右に打つことが多かったり、今日の相手はフォア側に動くのが苦手そうだから左に多めに打ってみよう。とか。
矛盾してることを言うかもしれないけれど、
確率を決めろ、と言ってるのではないんです。決めるわけないだろう。
「僕は私は、どんな確率で打ち分けているんだろう?」と考えてみる。
この「確率」に、日々の練習の成果が出て、打ち分けの得意不得意が現れ、哲学がこめられる、それが個性となり、
これまで思い付きで配球していたのが、「試合全体のなかでの今、この1球。」という風に考えが変わっていくのだと思っている。
思い付きで配球しちゃうと、上手な人に勝てないからね。
バックスイング完了時、そこに、君の確率が浮かんでいる。