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Market Capで見るクリプト相場の概況

0. あいさつ

スタートアップ村におります「やす」と申します。
最近はクリプト領域を中心に調べたり、仕事させていだいたりしてます。
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本当は、ITバブルを調べてて、色々気づきがあったので、「ITバブル時代とクリプト現在を比較」を主題にしてましたが、思った以上にクリプト概況が長くなったので、一旦これだけで投稿してみます。

なお以下では、
「クリプト(Crypto Currensy)=仮想通貨/暗号通貨/暗号資産」
という使い方でクリプトというワードを利用してしてます。

1. クリプトの時価総額の基礎

こちらの記事で、時価総額に関してまとめているので、もし事前知識なければこちらから読んで頂くとスッキリするかもです。

2. クリプト全体の時価総額概況

さて、本題としてまず仮想通貨(暗号資産)全体としては、5月に暴落したものの7月を底にして復活し、現在3兆ドル近い価値を付けてます。
(※CoinMarketCapにリスティングされているもののみの集計です)

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3. BitcoinとEthereumの時価総額

ここでクリプト時価総額上位陣を他のアセットクラスと比較してみると、以下のようになります。
・Bitcoin:2021.2に1兆ドルを突破してから、何度かの暴落を経て1兆ドル付近を推移し、GAFAMや銀に並ぶ時価総額。
・Ethereum:5,000億ドルを突破で、JPモルガンやVisaを超える時価総額。

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4. Bitcoin,Ethereum以外の時価総額

また、Bitcoin,Ethereumを以外はどうなのかというと、この2者が頭何個か抜き出ているものの、後続に500億ドル越えもゴロゴロある状態です。

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少し深ぼってみると、時価総額$1B越えのいわゆる「ユニコーン銘柄」数は100銘柄を越えており、それらの分布を見てみると勿論だいたい$10B未満ですが、上位20.4%は時価総額$10B越えていました。(2021.11.20時点)
なお、BTC,ETHは外れ値として除いてます。

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ただ本文で用いている時価総額(Market Cap)は先述の理由で、総供給量を用いた希薄化後時価総額(Fully Diluted Market Cap)ではありません!

実際の計算ができないので感覚的に僕のイメージで申しますと、希薄化後時価総額(Fully Diluted Market Cap)でみたときのユニコーンはこの5~10倍はあるのではないでしょうか?笑

5. まとめ

つまり、上記3章分をサマると、

・クリプト全体は3兆ドル
・個別でみると、BTC,ETHは他の上位アセットクラスに匹敵するレベル
・BTC,ETH以外もユニコーンは100銘柄を越えており、ボリュームゾーンは$10B未満。
・ただ、希薄化後時価総額(Fully Diluted Market Cap)でみると、どうなってるか解らないが少なくとも5倍〜10倍はユニコーンがあると思う(雑感)。

6. この続き

たまたまITバブルを調べてみていたとき、色々気づきがあったので、時価総額という軸でクリプトとITバブル時代の株式会社を比較してみつつ、どこかでnote/HiDE/Mirrorあたりにしたためるかもしれません。

正直、これに関しては賛否両論あるとおもうので、そこで議論が生まれると個人的な勉強の意味でも嬉しく思う、それくらいのスタンスで書きます(書くとしても)。

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