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サックス消音器「E-SAX」を使わなくったワケ

サックス用の消音器として効果が高いとされている「e-sax」
サックス吹きならご存知の方も多いと思います。
樹脂のケースの中にサックスを丸ごと閉じ込める構造のため、体感的にも消音効果がはっきりと感じられます。

私はコロナ禍以前に購入しましたが、コロナによって練習場所にも困るようになり“再登板“
下のド以降の低音、パームキーを使う低音域は、構造上、音が出にくいのですが、それ以外は普通に鳴ります。さらにe-saxは消音だけの機能ではなく、MP3をつなげてバックと合わせることや、out端子もついているので録音機としても使えます。

私はもっぱら消音器として使うだけでしたが、あるキッカケでe-saxを全く使わなくなりました。

理由は、今新しく教わっているプロ奏者の先生の言葉。

「サックスは管体の響きを感じながら演奏するものだから、少しの時間でもスタジオで鳴らすようにしている」、と。

言われてみれば全くその通りで。
e-saxに入れて吹いているということは、そもそも自分の体の中で“消音“、つまりフルトーンで吹けない、というか吹かないことになります。
さらに、消音されているし、サックス本体をe-saxで包む構造のため、管体の振動を自分で感じることができません。
なので、吹いていても、楽しくないということにも繋がります。

遠慮しつつe-saxで吹くよりも、一時間でもフルトーンで鳴らしたほうが自分の成長になる。
これは、はっきりと理解できました。


e-saxの音量は計測した動画をアップしたのでご参考まで。

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