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実音コンサートキーで考えるアルトサックスのアドリブ「F」のブルース

アルトサックスはE♭なので、サックスで「ラ」を押さえると、出音は「ド」
三音高い音が出ている。
なので、「移調」という作業が必要になるのだけれど、これがもうとてもめんどくさい。

なので、サックスの運指をin Cで考えることを試しているところで。
先日、スポットで教えてもらった講師に、「これってどうなんですか?」と確認したところ、そういうプレイヤーもいるし、それは間違いではないとのこと。

アルトサックスの運指「レ」は、inCのコンサートキーでは「ファ、F」
なので、Fのブルースというと、運指でいうと「レ」のポジションがルート音になる。

なぜこんなことを始めてみようかと思ったかというと、ギターもやっていると、コンサートキーで考えたほうが圧倒的に楽だなあ、と。

サックスで「レ」を押さえたとしても、出音は「ファ」

これ、そもそも何でそういった構造になっているのかを調べたことがあって。
諸説あるのかも知れませんが、私が調べたのは、サックスの運指をより簡単にするために現在のようになったと。
運指を簡単にするためだけに、コンサートキーの「ラ」を「ド」にしないで、最初から「ラ」として教えてくれればいいのに、って思った。
運指を簡単にするだけの理由なら、出音に合わせたほうが将来的にいいと思ったのも、こうした一つ。

以前、何かのライブに出たときに。
オーラスでセッションをやろうと。
わたしたちの出番のときに、スタンドバイミーをチューニングがわりに吹いたのを、知人の主催が気を遣ってくださり、「あべちゃんスタンドバイミー、入れるでしょ」、と。

いやいやいや、僕が追ってるのは、コンサートキーだとE♭。スタンドバイミーは、やるとしてもA、G、Cとかだろうから、E♭じゃ何も出来ず。
ただ、皆さんが楽しくセッションするのを見守るだけ。

もう二年ぐらい前かなあ。

これはチョット良くないなあ。
アルトが生きるスコアとして、E♭なのはわかるのだけれど、セッションとなったら、合わせて吹けると楽しいよねえ

たまたま、最後のレッスンのときにアルトのキーCのブルーノートスケールを教えてもらいまして。
なるほど。
ブルージー^^

たまたま昨晩、YouTubeでブルーノートスケールで検索をしていて。
『F」のブルースがどうやら最初にやるべきらしいと。

コンサートキーのFは、アルトでいうと『D」

レから始まるドレミファソラシド。
アルトでいう、ファとドが♯する。
もう、なんでアドルフサックスはCでサックスを考えてくれなかったのかなあ笑

で、『F」のブルースが「IrealPRO」にいくつかあるらしいこともわかり。
聞きなみ地味のある、「バグスグルーブ」でわからないなりにやってみることにしました。

出来たかどうかは別として、意識したことは二つです。

1、Fのブルーノートスケール
2、コードの始まりはルートで

1は、3、5、7音を半音下げる。のを意識した結果、そればっかりになり笑

でも、気づいたことは二つ。

これは吹いていて圧倒的に楽しい。
もともと、アートパッパーから始まり、フィルウッズ、キャノンボール、ロリンズ、ビバップを聞いて育ってきたので、全然吹けないながら、「あれ!?、これ、楽しい」って思った。
無限に吹ける!

さらに、アンブシュアがとても楽。
気楽に吹ける。この感覚、すごくいい。

これはチョット見つけちゃったかもだなあ。

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