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【最速・最強の自己肯定感を高める方法】日本を好きになると自分のことが好きになる④
しらす国~国民が一番大切にされる国
この記事から、歴代天皇のエピソードを紹介していきますね。いかに天皇が国民のことを大切に思ってきたがが伝わるはずです。
仁徳天皇(第16代)
仁徳天皇といえば、世界最大の古墳「仁徳天皇稜」で知られています。
※余談
最近の教科書では、「大仙古墳」と表記されるようになったそうです。
「仁徳天皇が埋葬されているか確認できていないから」と言う理由で、考古学者たちが地名で呼ぶようになったのを、ある教科書出版社が採用したことが発端らしいですね…
仁徳天皇は、第16代の天皇。お父上は、第15代応神天皇です。
応神天皇といえば、八幡神社の神様として有名ですよね。
ちなみに、若宮八幡神社・若宮神社という神社が全国には沢山ありますが、その御祭神は仁徳天皇です。
若宮とは、皇太子のこと。神社では、特に仁徳天皇のことを指します。
あちこちの八幡神社の境内に、摂社として若宮神社もあります。
見つけたときには、「親子だから同じ境内なんだなぁ…」と、思うとなかなか楽しいです。
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民のかまど~民が豊かな生活を遅れるように…
ある日、宮殿の高台から町を見下ろした仁徳天皇。夕食の支度の時間なのに、どこの家からも煙が上がっていないことにお気づきになりました。
民は料理もできないほどに困窮しているのだ、と考えた仁徳天皇。すぐに民からの徴税を免除しました。それも、3年間。
仁徳天皇は、自らの食事も質素にされました。さらに、着物を新調するのは止めてつぎを当てて使われました。屋根の葺替えもやめて質素倹約に努めたのです。やはり、3年間も…
それもこれも、民に豊かに暮らしてほしいから…
3年後、ようやく町の家々のかまどから煙が立ち上ってくる光景が見えました。仁徳天皇は、皇后にこう言いました。
「私は豊かになった」
3年間、新調することのなかった着物は継ぎはぎだらけでおんぼろ。家も壁に穴が開いて隙間風がピュウピュウ入ってくるし、屋根は雨漏りがする。
「こんな状態で、なぜ、あなたは豊かになった、と言えるのですか?」
皇后は尋ねます。
「天皇は、民の為に存在しているのだ。その民が豊かになったということは、私が豊かになったということなのだ」
国民の為に存在している天皇。だから、国民が豊かに安らかに暮らしていけることを、何より大切にされたのですね。
民は、こう言いました。
「私たちは、税を納めなくてもよかったので、豊かになりました。でも、天皇のお召し物は継ぎはぎだらけで、屋根にも穴が開いています。」
「私たちは、もう税を納めることができます。だから、税を取って服と家を修繕してください。」と…
民のかまどから立ち上る煙をみて、仁徳天皇が詠んだ歌があります。
高き屋にのぼりて見れば煙立つ 民のかまどは賑わいにけり
町中の家という家から上がる煙を見て、仁徳天皇はどのようにお感じになられたのでしょう…
比べられるものではないですが、元旦に、娘たちにお年玉を渡したとき、本当にうれしそうな顔をする娘たちを見て、僕も胸が温かくなりました。
いつの時代も、子供の笑顔を見ると親はうれしいものです。
もしかしたら、仁徳天皇もそのような心境であられたのではないか…
恐れ多くも、僕は、そんなことを思いました。
民の幸せを、自らの幸せと考える君主をいただいてきた僕たちの国、日本。
世界史の奇蹟です。
日本に生を受けたこと、今もなお日本人でいられることに、心から感謝します。
次回は、昭和天皇のエピソードを紹介しますね。
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