[1月31日]1月ハイグロ爆上!注目は◯◯
相場は明日以降のFOMCや決算を控えて、昨日・今日で様子を伺っているような相場です。今日色々言っても本格的に動くのは明日以降だと思うので、今日は最近好調なグロースについてです。
引き続きPFのメインは債券やインデックスで積み立てていくのが良いと思います。ですが、逆金融相場から逆業績相場に移り、一部のハイグロは昨年の底を割れずに上がっていくものもあるので決算を見ていく時期にはなっているでしょう。私個人としてはいくつかの銘柄にインしてるものの、今は本格的にインせず決算に注目している段階です。実際に大きく入れるかどうかは決算を見て考えていこうと思ってます。
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ARKが過去最高のパフォーマンスを達成
ハイグロといえばキャシーウッド率いるARK社が有名です。(みなさん覚えてますか?)ARK社のメインETFであるARKKか2014年の設立以来、過去最高の月間パフォーマンスを達成したとのことです。ARKKのパフォーマンスは1月31日時点で1ヶ月+28%弱となっています。特に$TSLA の保有割合が一番大きく9%を占めてますので、その影響も大きかったと思います。とはいえ、2014年設立以来の最大のパフォーマンスというのはグロース投資家にとっては勇気づけられるニュースです。
ハイグロは底打ちしたのか?
この質問に答えるのは非常に難しいでしょう。私もハイグロの業績は個別で追ってはいますが、確かに2020年のステイホームのブームに比べれば減速はしているものの、売上の伸び自体は好調な銘柄を多く見かけます。ですが、一般的には売上は伸びているものの、利益を出していない銘柄が多く明確に金融緩和へ転換しない限りはまだまだ大きな下落のリスクを抱えていると考えてます。2020年のハイグロ相場はFRBが明確に利下げと大規模なQEを発表してから始まったので、まだまだ利上げ途中の段階でハイグロ相場が始まるというのは難しいのではないかなと考えてます。
とはいうものの、11月以降越えられなかった抵抗線も超えてきたので、一定のトレンド変化はあると思います。こちらは$WCLD(SaaS企業50社ほどを集めたETF)のチャートになります。ハイグロには色々なETFがありますが、一旦このETFをハイグロのベンチマークとしてます。チャートの通り11月以来3回も跳ね返された抵抗線を超えてきたました。おそらく2月・3月でもう一回下落局面が来るとは思いますが、もし底値を割らずに反発することができたら上昇相場に入らずとも、底打ちは確認できるのかなと思っています。
新興国ハイグロにチャンスありか?
その中でも最近注目を集めてるのが、新興国のハイグロです。一般的に、ドル安になれば、ドルベースで利益・売上が相対的に上昇するのでドル安局面は新興国株が良いとされてます。
例えば、MercadoLibre ( $MELI ) 。この会社は南米のAmazon的な企業として知られてます。Eコマースだけでなく、決済やShopify的プロダクト、配送までやってます。為替影響がなければQ3の決算は+61%YoYで売り上げが伸びている会社ですが、実際はドルベースでYoY+44.82%でした。
このチャートは上がMercadoLibreの株価、下がドル指数(DXY)になります。論理的にはドルが安くなれば、相対的に現地通貨が強くなり、ドルベースでの売り上げが伸びるはずですが、この会社はドル安の間に株価が+56%も上昇しました。実際に明確にドル安が始まったのはQ4からですので、決算に現れてくるのは今回の決算からです。おそらく2月中旬になりますが注目の決算です。
その他の新興国ハイグロ
その他の新興国ハイグロの紹介です。Sea Limited ($SE )は、シンガポールに本社を置く会社でEコマースやゲーム・Eスポーツ事業を行っている会社です。2020年頃高成長で盛り上がった会社ですが、直近はビジネスが減速しています。こちらも株価がドル安に逆相関しているように思えます。こちらも2月末ほどに決算でしょう。ドル安がどう影響するか注目です。
StoneCO ( $STNE ) ブラジルに本社を構えるPOSシステムや決済関連の会社です。Block(旧Square)の南米版と思ってもらえれば良いでしょう。ドル安に対して株価の反応はイマイチですが、こちらも決算は3月中旬くらい注目です。もっとも最近は決済関連のハイグロは調子良いです。$FOUR $SQ $TOST など。
所感・今後の見通し
今のところ、利下げはまだまだ先の話なのでハイグロ全体が盛り上がるのは時間がかかると考えてます。ただ、その中でも新興国のハイグロは先駆けてドル安の恩恵を受けやすいので、他のハイグロよりまず初めにドルベースで良い決算が出る可能性が高いだろうなと考えてます。今回紹介した $MELI $SE $STNE以外にも、アフリカのEコマースの $JMIA、中東SEOの $YALA 、ブラジルの医療教育関連の $AFYA など様々な怪しい注目の新興国のハイグロがあります。まだまだこれらの銘柄にインするのは時期早々かもしれませんが、ドル安で思わぬ決算が出るかもしれないので決算はしっかり見ていきたいですね。少なくとも、売上・時価総額ベースで規模がしっかりしてる $MELI と $SE. は決算は注目すべきでしょう。
長期のインデックスはしっかりと
個別は個別で、大きくない割合でPFに組み込むとして、やはりメインは債券と指数で長期的に保有していくのが良いのではと思います。特に、1月のパフォーマンスは良いものの、まだまだ決算は渋い状況が続いています。引き続き債券中心にPFを組みつつ、明日からのFOMCやGAFAMの決算次第で $QQQ を積み上げていくという感じで良いのではないかと思っています。
良いパフォーマンスの1月となりましたが、2月は下がりやすい季節。慎重に相場に向き合いたいですが、銘柄によってはおしめになるかもしれません。1月から始めたNoteですが、2月もよろしくお願いします。
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