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8月11日:金利、株価に重く

こんにちはやす( @YasLovesTech ) です。
昨晩の米国市場です。

PPIが少し高めにでしたが、材料としては弱く調整に使われたと言う印象です。10年金利も再び4.15%に達しセンチメントは良くありません

今現在SPは高値から-3%下落してますが、こういった調整局面の時の下落率中央値は-7.6%らしいです

私の考えは最後に(続

【8月11日マーケット状況】

✅ ダウ平均:35,281.40 (+105.25, +0.30% )
✅ S&P500:4,464.05 (-4.78, -0.11% )
✅ ナスダック:13,644.85 (-93.14, -0.68% )
✅ 10年金利:4.158% (+ 0.093% )

2023年8月11日、米国株式市場ではNasdaqが2週連続で下落、特に半導体関連の銘柄が大きく影響しました。Advanced Micro Devices、Nvidia、Micronなどの株価が下落した結果、VanEck Semiconductor ETFは週間で5.2%の下落を記録。S&P 500も下落したのに対し、Dow Jonesは上昇して終了。先週発表された消費者物価指数(CPI)は市場予想を下回るものの、コアCPIは前年比4.7%の増加となりました。また、7月の生産者物価指数は市場予想を上回る伸びを示しました。AXS InvestmentsのCEO、Greg Bassuk氏は経済データの混在が今後の市場のボラティリティ増加を示唆しているとの見解を示しました。一方、債券の専門家Bill Gross氏は、10年物国債と株が過大評価であると指摘。市場の動向を受けて、イギリス経済は四半期成長を遂げ、原油価格も上昇の流れとなりました。

【主なマーケット指標】

▶️ Core PPI (MoM) (7月) :
結果:0.3%
予想:0.2%
前回:-0.1%

▶️ PPI (MoM) (7月) :
結果:0.3%
予想:0.2%
前回:0.0%

【本日のニュース】

▶️ 7月の卸売価格、予想を上回る上昇
7月のアメリカの卸売価格が0.3%上昇し、市場の予想を上回った。この結果は、インフレのプレッシャーが持続していることを示しており、経済の回復を背景に生産コストの上昇が消費者価格に転嫁される可能性が高まっている。

▶️ S&P 500、オプション市場の変動で波乱含み
S&P 500のトレーダーは、オプション市場の変動による可能性のある不穏な動きに警戒している。市場のボラティリティが高まる中、投資家はリスク管理としてオプションを利用しているが、これが大きな市場の動きを引き起こす可能性がある。

▶️ NvidiaのAIラリー、PERがTeslaを上回る
半導体大手のNvidiaが、AI技術を駆使した業績の伸びにより、株価利益倍率がTeslaを上回った。Nvidiaの技術的進展と市場の期待が、企業の評価を押し上げる要因となっている。

▶️ Gross氏、10年物国債は過大評価、公正な利回りは4.5%
Bill Gross氏は、10年物の米国債が過大評価されているとの見解を示し、公正な利回りは4.5%であると述べた。現在の市場の利回りはそのレベルを下回っており、調整の余地があるとの指摘がある。

▶️ 中国株、デフレのリスク増大
中国の株式市場は、経済の減速と共にデフレのリスクが高まっている。中国経済の成長鈍化が背景となり、物価の下落圧力が強まっている。市場参加者は、中央政府の政策対応を注視している。

【所感】

引き続き調整局面です。上昇には必ず調整が必要です。Factsetが夏休みに入ってますので、足元のPERや予想EPSが全くわからなく困ってるのですが、先週までの情報に基けば企業の業績は堅調です。ただ、株価が上昇するにはPERが高すぎたのは否めないので、一定期間のEPSの自然上昇と、株価調整によるPERの修正が次の上昇のためには必要です。

問題はいつこの調整が終わるかと言う点ですが、早ければ8月23日の $NVDA 決算と26日のジャクソンホール会合。遅ければ9月20日のFOMCまでかかる可能性があります。ただ、どちらかと言えば9月4日のレイバーデー以降かなと勝手に思ってます。キーポイントは国債に対する需要が復活して10年金利が再び3.5%を目指して下がり始めるタイミングがあればわかりやすいでしょう。そのトリガーを引くのはやはり、FRBの声明だったりがキーポイントになるでしょう。

インフレはおそらく問題ないと思います。今日のPPIも予想を超えたとはいえ+0.3%です。直近は-0.1%〜+0.2%が続いてたので、ちょっとくらい+0.3%が出たところで全体への影響は大きくないでしょう。来月も続くと少し警戒です。CPIは帰属家賃がかなり減速してきてますので、原油が$100超えたりしなければ、酷いインフレにはならないと思うので引き続き住宅価格がキーポイントだと思います。住宅ローン金利も7%なので、ここから帰属家賃がまた加速すると言うのはないんじゃないかなと思ってます。

さて、8月上旬のグロースの決算は面白い決算でした。良い決算を出せば素直に反発して、色々なグロース株が底打ちの様相を呈してます。特に、金利は向こう1年でゆっくり下がってくると思うので、グロース株を仕込むには面白いタイミングかなと思ってます。8月はいろんなグロース株の決算を見てチャンスがあれば仕込んでいこうかなと思ってます。

日本はお盆ですね。良い週末を!

【お願い】

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