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[2月28日]2月まとめ! 積立は継続せよ!

こんにちはやすです。久しぶりの投稿になります。色々仕事上の事情があり、23年はかなり忙しい日々になっており、更新が滞ってますが引き続き応援いただけると嬉しいです。

2月はS&Pのパフォーマンスを見ると-3.62%となりました。2月全体として、インフレが根強いことを懸念して金利が再び上昇したことが主因です。良いニュースとしては、Q4の決算全体は悪かったものの、24年の企業の成長率がほぼ下落しなかったことです。今現時点ではアナリストは深刻企業業績の悪化を懸念してないと思います。

今後は引き続き企業業績と金利を睨みつつの相場になっていくと思いますが、私個人としてはそれほど相場に悲観しておらず愚直に積み立てていくことが非常に重要かなと考えます。

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金利が上昇した2月

下の図は上段がS&P、下段が10年金利のチャートです。2月は金利が3.4%あたりから3.9%まで一気に駆け上がりました。その影響で、株価も逆相関でちゃんと下落する相場となりました(青矢印)。ただ、昨年の8月-9月くらいの金利上昇、株価下落と比べると幾分か落ち着いたものになりました(緑矢印)

金利の織り込みも2月上旬が残り1回の利上げ、ターミナルレートが500bpsだったのに比べ、2月下旬では残り3回となりターミナルレートも550bpsと若干高めになってます。また年内の利下げ観測が消えました。どちらかといえば、この織り込みが従来FRBが主張してきた通りなので、結果論で言えば2月上旬は利上げに対して相場がかなり楽観的だったといえます。

最近思うのですが、この金利の織り込みは結構いい加減で、あまり重要視しない方がいいと思います。どちらかといえば、こう織り込んでるからこう動く!というような未来の予想に使うより、こう織り込まれたからこう動いた。という過去を見るだけにとどめて、未来予測に使うのはFRBやインフレなどの経済データをできるだけ保守的に見た方が良いのではないかと考えてます。

根強いインフレ?

2月は消費者物価指数をはじめ、雇用統計、PCEデフレーター、各種経済指標が予想よりも強いことが多かったため、インフレ再燃を思わせるような色が強かったかと思います。

ですが、本当にインフレが再燃したかどうかは継続的にデータを見るべきでしょう。例えば、下は原油のチャート(+30日平均曲線)になりますが、去年の後半でインフレ緩和を主導してきた原油価格の下落は1月に入りやや反発する形になり、インフレの緩和を主導できず相対的ににインフレが根強い印象となりました。

その他のデータを見ていくと、コモディティもピークからの下落がやや緩やかになってきました。下落は続いてますが相対的には去年末より相対的には強めです。

こちらは、アメリカの住宅価格のインデックスであるケースシラーインデックスですが、こちらも6月をピークに緩やかに下落が続いてます。1月のCPIは帰属家賃に若干の減速が見られました。この住宅価格の継続的な下落は遅かれ、早かれ帰属家賃に反映されてくると思われます。

以上のように2月の相場を主導した根強いインフレは、どちらかといえば、今までの下落に比べれば相対的に強かっただけであり、絶対値としては去年の春・夏よりはるかにマシな状態です。これらの数字が再び上昇するようなことがない限り、インフレとしては落ち着いてきているのかなと考えます。

実際に1月はガソリンが確かに値上がりはしましたが、去年に比べればはるかに安い水準です。そして、その価格はすでに2月に少し戻ってきてます。そういった感じの反発が1月の各種指標に表れたのかなと思います

企業業績は芳しくないが

今日は詳細は書きませんが、22年のQ4は総じて芳しくない決算となりました。S&P500の会社の平均で-4.8%利益が減少し、この減少幅は20年のQ3以来のものとなりました。それを受けて、23年のEPS予想も今回の決算を通じて下落してます(下図の青丸)。

しかし、良いニュースは24年のEPS予想の下落がかなり緩やかになりました。まだ緩やかな下落が続いているので気は抜けないですが、このEPS予想の下落が止まり安定してこれば来年は10%程度EPSが成長する年になるので、金利低下と合わせて今年後半は株価は堅調に推移する可能性が高まります。

所感・今後の見通し

今月も重要指標が続きます。特に2月に反発した(強さを見せた)各種経済指標や雇用統計がどうなっていくかが注目です。2月は単に下落の中の反発だった可能性があるため、本当にインフレが再燃しているかどうかを推し測る上で3月の経済指標は重要かと思います。そして、それらの重要指標を超えて月末にはFOMCを控えます。

QQQの投資チャンス

私自身は引き続き3月分も $QQQ への積み立てチャンスを伺っていこうと思います。まだまだ本格的な上昇は先かと思いますが、積み立てていくには十分に良い時期だと思います。3月上旬で金利が低下していく局面があれば積み立てていこうと考えてます。

投資は自己責任で

当Noteでは株式や債券などの様々な金融商品の紹介、解説を行っておりますが、これらの投資は元本を保証するものではございません。投資にあたってはそれぞれの金融商品における元本割れなどのリスクを十分に理解いただいた上で、自己責任にて投資を行ってください。当Noteでは可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、情報が誤っている・情報が古くなっている可能性がございます。当チャネルに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

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