[3月8日]利上げ加速か?パウエルの証言について
こんにちはやすです。久しぶりの投稿になります。本日3月8日はパウエル議長の証言があり、それを受けて、更なる利上げに踏み切るのではないか?と相場が織り込み金利上昇、株価下落というマーケットになりました。
今後は引き続き企業業績と金利を睨みつつの相場になっていくと思いますが、私個人としてはそれほど相場に悲観しておらず愚直に積み立てていくことが非常に重要かなと考えます。
↓動画でも相場解説してます。YouTube登録していただけると嬉しいです↓
パウエル議長の証言について
本日、パウエル議長の証言がありました。詳しくは、Twitterの方にまとめましたのでこちらを見ていただければと思います。ただ、要点だけまとめると
「インフレ(特にコアインフレ)はFRBが想像した以上に根強い。年末までにある程度軟化したインフレは1月に再び反発した。季節要因の可能性はありつつもターミナルレートは12月に予想したものよりも高いものになるだろう」
というものになります。2月のFOMCで、インフレに軟化が見られると発言しましたが、その後の2月に発表された1月の各種データが再びインフレ傾向を示したことでパウエル議長の姿勢が再びタカ派に転じたという印象が強い証言でした。
一番重要なことは、この証言を受けて3月のFF金利の利上げが25bpsから50bpsに再度加速するかもしれない(2月は25bpsの利上げだった)ということです。今の織り込みであれば、3月は50bps利上げし、あとは5月・6月に25bpsが1回ずつ。ターミナルレートは575bpsまで上がるという織り込みになっています。
金利上昇も株価は踏みとどまる
このパウエル議長の証言を受けて再び金利は上昇に転じます。10年金利はそれほどではありませんが、2年金利は2007年来の最高値5.06%になってます。10年金利が4%弱なので逆イールドも1%近く開いてきました。
ただ、今までの相場は金利と株価が逆相関で動いてきましたが、10年金利における同じ4%近くの株価という点で見ると、徐々に底上げしてきているように見えます。このことから、金利の割には株価は耐えてると指摘する人も多く見られます。
所感・今後の見通し
短期的な注目のデータは雇用統計と消費者物価指数になるでしょう。ここ1ヶ月くらいはインフレが根強いということで金利上昇で株価が鈍化してきましたが、パウエル議長が指摘している通り、1月は暖冬だったことやその他、時期的要因(集計方法なども調整があったとか)もあったかと思います。引き続きこのインフレ反発が継続するかどうか3月発表のデータに注目です。
雇用は引き続き労働力不足が続いてますので、失業率や就業者数は堅調なデータが続くと思いますが、賃金がどうなるかが注目です。インフレは総合もコアも先月比+0.4%と少し強めになってますが、そこまで強いのだろうか?と個人的には予想を割れることもあるのではないかと思ってます。コアについては住宅価格や家賃自体も下がってるにも関わらず、帰属家賃のインフレが継続してますので、やはりこの部分は非常に違和感を感じます。
積立はQQQへ
私自身は引き続き3月分も $QQQ への積み立てチャンスを伺っていこうと思います。まだまだ本格的な上昇は先かと思いますが、積み立てていくには十分に良い時期だと思います。3月上旬で金利が低下していく局面があれば積み立てていこうと考えてます。
投資は自己責任で
当Noteでは株式や債券などの様々な金融商品の紹介、解説を行っておりますが、これらの投資は元本を保証するものではございません。投資にあたってはそれぞれの金融商品における元本割れなどのリスクを十分に理解いただいた上で、自己責任にて投資を行ってください。当Noteでは可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、情報が誤っている・情報が古くなっている可能性がございます。当チャネルに掲載された内容によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますのでご了承ください。