序 坐骨神経痛との戦いの記録
僕は今、ベッドの上でこの原稿を書いている。
先月の半ばから忍び寄ってきた坐骨神経痛の痛みがエグすぎて、「これは同じ症状に苦しむ人のためにも記録に残しておく義務がある」と思い、ここにまとめておくことにした。
現時点では、左臀部から左足ふくらはぎにかけての痛みあり。特に左大臀部裏側の痛みは尋常じゃない。ベッドから降りるときや洋式便座に腰かけるときは悶絶。特にくしゃみをした時は、雷に打たれたかのような激痛が全身を貫く(2020年10月23日現在)。
20年ほど前、当時3歳の次女を抱き上げようとしたときに、初めてギックリ腰をやった。私は当時34歳。1週間ほど仕事も休んだのを覚えている。
知人に紹介された整骨院(それまでその類のところには縁がなかった)にて施術を受け、少し楽になった翌日に近所の整形外科に行った。
「子どもを抱き上げて? ギックリ腰あるあるだね」
みたいなことを笑顔で言われ、痛み止めとコルセット[医療用・既製品]を入手。後日改めて書くが、このコルセットとは長い付き合いになる。
その後、腰痛とは、数年に一度は違和感を感じて、湿布を貼ったりマッサージを受けたりという、「友達以上恋人未満」的な関係だった。
少しずつにはなるが、今回の坐骨神経痛とその治療、日々の暮らし方について綴りたい。