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幸福の蓄積

一つ一つお気に入りのこと、
お気に入りの時間、お気に入りの言葉を増やしていく感覚。
SNSに載せきれないほどの写真や動画が増えていく。
一つを載せてしまうことに気が引けてしまうことがある。
楽しい瞬間は、それだけではなかったはずなのに、
それだけが特別なことに見えてしまわないだろうか。
私は、そのひとつひとつを愛おしく思っているのに。
一瞬一瞬、大切なものとして、優しく触れていきたい。



「生きているのに、意味なんてない。死ぬ勇気がないだけだ」なんて誰かが言っていたけれど、
死ぬ勇気がなくてよかったなと思う。
また、幸福であろうという柵に囚われなくなった。
確かに幸福を求めてもっと幸福になりたいと、
幸福を突き詰めてしまうことには、限界がある。
どこに何を求めているか分からない状態は、自分が1番不安定になりやすい。

他人と比較せず、自分の領域を他人と共存しながら作り上げていきたい。
不完全で器用ではない自分を上手く取り扱っていきたい。 

遣る瀬無い朝方5時 蟠りある感情が少しでも解けますようにと願いを込めて。