iPhone15を持って難波さんの個撮に行った話
⚠️写真の無断転載を禁止します⚠️
TJPWハロウィン特典会の翌日10/29(日)、中野区のスタジオで行われた同団体リングアナ難波小百合さんの個人撮影会(個撮)に行ってきました。
なぜ行こうと思ったかというと「難波さんの水銀燈コスが撮りたかった🔥」からです。
しかし個撮に行ったこともなければ、そもそも本格的なカメラだって持っていない。ではなぜ行く決心をしたのか?
そのきっかけの一つとなったのはTJPW10.9たま未来メッセ大会直前に届いたiPhone15📱
こいつのポートレートモードがとても良い。綺麗に撮れるのはもちろん、背景ぼかし(被写界深度コントロール)やピントの位置、照明効果を後からでも変えることができ、手軽に高画質な人物ポートレートを撮影できる。常に選手が動き続ける試合写真の撮影には不向きだけど、静止してポーズを取る被写体を写す写真、つまりいつも特典会で撮っているようなワンショット写真を撮るには十分な機材なのです。
それでもiPhoneで個撮に臨む事に不安がなかったわけではありませんが、幸いiPhoneを使用して長いのと、アプリ開発の職業柄スマートデバイスの機能把握や反復操作も得意、そしてその個撮自体「スマホ可」を掲げていたので、まあ大丈夫だろ…🫠という気持ちで申し込みました。
行くまで
申し込み
そもそも参加を決めたのは申し込み締切日の10/26(木)、つまり個撮の3日前。難波さんが自身の告知をリポストしたのを見て知りました。
申し込みフォームが閉じるまで残り3時間。しかし不明点がありメールで問い合わせをし、返答をいただいてるうちにフォームは閉じてしまいました。
ところが担当者の計らいで、締め切りは終わったものの「当日現金精算、さらにこの時点で残っていた20分枠を繋げて60分枠として参加するのはいかがですか?」という提案を頂きました。それを受けて参加する旨連絡。
結果的に60分枠で申し込んだのは正解、完全初心者が20分の限られた時間ではほぼ何もできなかったでしょう…
準備
まず翌日10/27(金)は職場から帰宅後、TJPW後楽園大会をレッスルユニバースで観ながら、666ハロウィンのお菓子の準備をしていました。そのため、個撮の準備はできず…🍭
翌日10/28(土)は午前〜夕方まで日本橋で行われたTJPWハロウィン特典会に参加しました。難波さんに会い、明日個撮に行くということを伝えました。難波さんには主催側から私の申し込み情報が伝わっていたようで話はスムーズに通りました。
ちなみにこの日の姿はFF7のティファ🤛
特典会終了後に新木場へ移動し、夜は666ハロウィン大会、帰宅したらヤバい疲労で準備できず…🎃
結局準備から何から当日やることになりました。
当日
当日早朝起床し、なんとか準備を始めました。短い時間で出来ることをやるしかない。
元々は以下の5点を準備として考えていました…
iPhone15のカメラ設定とポートレートモードの仕様把握、撮り方練習
水銀燈(難波さんがコスプレするキャラ)の性格や設定などを思い出す
水銀燈のファンアートを集めてスクショを撮る
ローゼンメイデン漫画版を読む
ローゼンメイデンアニメ版を観る
もちろん全てやるのは全然無理で、できたのは1, 2, 3(太字)のみ…
1.iPhone15のカメラ設定とポートレートモードの仕様把握、撮り方練習
カメラ設定はいくつかのサイトを見て参考にしました。これは巻末付録として載せます。
そして写真の撮り方ですがこれは簡単。
カメラアプリ起動
ポートレートモードに切り替えた後、iPhoneを構えて
距離に応じて光学ズームを「1x」or「2x」
被写体の顔をタップしてシャッターをタップ
これだけです。
「目標をセンターに入れてスイッチ」レベルの簡単さ。
そして、キャラの情報についてもできるだけ収集しました。
2.水銀燈(難波さんがコスプレするキャラ)の性格や設定などを思い出す
3.水銀燈のファンアートを集めてスクショを撮る
水銀燈といえば、自信家、高飛車、高圧的キャラという記憶があったのですが、調べていくとそれは旧アニメ版(一期、二期、特別編)独自の設定で、原作および2013年アニメ版ではまったく違うことを思い出せました。これを事前把握できたのは良い収穫でした。
そして、水銀燈のファンアートをスクショして、iPadに転送しました。ファンアートは描く人それぞれの解釈がありますが、なるべく自分のイメージと乖離がないものを集めました。
漫画、アニメを観る時間はなかったのですが、スタジオに行く直前に快活CLUBに寄り、集英社版のコミックをざっとチェックしました。
これにて準備時間はおしまい…スタジオへ向かいます。
スタジオ到着
最寄駅から徒歩5分程度でスタジオに着きました。
ドアを開けて中に入るとちょうど難波さんが通りかかったので挨拶を。私より前にも撮影枠があったので既に水銀燈姿でバッチリ仕上がっていました。
受付スタッフの男性に声をかけ、説明を受け支払いを済ませました。この男性がとても丁寧な対応で好印象でした。逆にここで雑な対応だったら私は心を閉ざして撮影に影響を与えていたかもしれません。
スタッフの説明による、この日の撮り方
この時の参加者4組で共通のフロアを4つに区切って使用する
フロアは、洋背景(赤い幕)、洋背景(床に箱)、祭壇、和背景に分かれている
60分の撮影時間なので、15分ごとにローテーション
撮影開始
多分、個撮が初の人は撮影開始になっても何から始めれば良いやら…となるかもしれません。
特典会のワンショット撮影なら会話の流れで良きタイミングがあるし、試合の撮影なら目の前で展開されていく試合に合わせれば良いからです。
対して個撮は主体的に物事を進めていかなくてはなりません。
私の場合、最初にiPadに保存した水銀燈のファンアートや原作カットを難波さんに見せました。情報の共有と認識合わせというやつです。
ただ、この工程に過度に時間をかけてもしょうがないので、ある程度で切り上げると、とりあえず撮ってみる、のノリで撮影を開始しました。まずは手を動かす、そして流れを掴んでいく、これが結果的に良かったと思います。
撮影1 洋背景 赤い幕
前述の4つに区切られた撮影場所のうち、最初は洋背景(赤い幕)にて。
体のポーズは変えずに、手の仕草と表情を色々変えていただくのを、撮っていくという流れ。
水銀燈がよくやる仕草(頬に手を当てる、口元に人差し指を当てる)を意図的に取り入れてくれたような感じです。
この日最後までそうだったのですが、撮るのが精一杯でその時々の撮れ高を確認する暇はありませんでした。
撮影2 洋背景 床に箱
一つ目の撮影場所から左やや横にずれたところが二つ目の撮影場所でした。
床には箱があり、これが偶然にもローゼンメイデン本編でドールたちが体を休める鞄を連想させました。
ここで撮影したものの中には、腰掛けた箱が暗くて見えないものもありましたが、かえって水銀燈の威厳ある姿を演出したような気がします。
撮影3 祭壇
ここはいちばんローゼンっぽい、そして水銀燈っぽい背景。段になっているので、段差に腰掛けたり肘をついたりと色々ポーズが取れます。
ここで水銀燈界隈の人ならきっと誰でも思いつく小道具を…
そう「乳酸菌摂ってるぅ?」です…
ポーズと共にセリフまで喋っていただき大変恐縮です。ありがとうございました🙇
撮影4 和背景
こちらは和背景。赤を基調にした部屋ですが、障子の明かりはスイッチで色を変えられるそうです。
ここで、障子の明かりを紫にしてもらいました。
撮影終わり
四つの背景で撮影していたら、あっという間に60分が終わりました。
次の時間の撮影予約も入っているため、慌ただしく難波さんとスタッフにお礼を言いスタジオを出ました。
所感
初の個撮でしたが、難波さんの協力もありスムーズに撮影することができました。
撮影を円滑に進めるためには撮りたいものを具体的に伝える必要があると思います。いつもの特典会ワンショットならおまかせでも良いですが、60分で4つの背景だとそれだけでは撮る方と撮られる方、お互いに持ちません。
今回私は原作のカットやファンアートのイメージを持って行ったとはいえ、より具体的なイメージをある程度固めて行って、状況に応じて提示できた方が効率的に進められると感じました。
また、慣れてきたら撮影したものを逐一手元のiPadに転送し、確認することで、より探索的・発展的に撮影出来るかもしれません。
振り返り(KPT法を使って)
振り返りは文章より箇条書きで残した方が後から確認しやすいので、ここでKPT(ケプト)法で振り返りをします。急にIT系の読み物みたいになって洒落臭いですがやむを得ません。
簡単にいうとプロジェクトを振り返ってK(キープ:良かったこと、続けたいこと)、P(プロブレム:問題点)、T(トライ:KPを踏まえて今後取り組みたいこと)を書き出すやりかたです。
本当は、書き出したKPTを元に複数人でディスカッションするのがいいと思いますが、これは単独の取り組みなのでまずは1人で…
KEEP(良かったこと、続けたいこと)
iPhoneの撮影手順を最低限まで単純化できた
事前準備で用意した原作・ファンアートのカットで情報共有できた
いつもの特典会ではポーズおまかせだったが、ある程度具体的な依頼ができた
PROBLEM(問題点)
撮影に精一杯で、その都度取れ高を確認する余裕がなかった
背景に写ってはいけないもの(カバンとか)が映り込んだ
手の仕草を変えるタイミングとシャッターのタイミングを合わせる必要があるという意識がなく、難波さんの手元だけブレた写真があった
薔薇とかの小道具がスタジオにあったが、使う余裕がなかった
TRY(KPを踏まえて今後取り組みたいこと)
意識的にモデルの手の動きに合わせてシャッターを切る
撮影即AirDropでiPadに送り確認できるような流れを試行してみる(煩雑になるなら中断)
上記により探索的撮影が可能になるかもしれない
そのために探索的撮影チャーターを作成する?
ポーズの具体的なイメージを用意する(スケッチでも頭の中にでも)
撮る前に写ってはいけないものはないかよく見る
最後に
これで締めるような感じですが、実はまだ続きます。
最後に撮らせてもらったポーズに、上手いこと別のものを合成して一つの成果物にできればと思っています。
その作業はまだ着手したばかりなので、成果物が上がり次第、別の記事にて投稿します。
それでは、「iPhone15を持って難波さんの個撮に行った話 ドゥエルヴァルツァ」でお会いしましょう。
付録
付録1 iPhone15 カメラの設定
こちらは、カメラの設定から「フォーマット」を選択した2階層目の画面です。
付録2 難波さん高解像度写真リンク
本記事の写真は解像度が低いバージョンになります。
下記リンクの写真は、元画像同等の解像度となりますのでぜひご覧ください。