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【happymind】幸せに生きるためのシンプルな法則♪キーネーシスとエネルゲイア
今日は、
幸せに生きるためのシンプルな法則について。
私たちが幸せに感じるためには、何が必要でしょうか?
多くの人の場合、
結果を得たい。
何か行動をして成果を手にしたい。
そうすれば、満足、幸せ。と思いがちです。
仕事での昇進だったり、称賛される、のようなこと。
お金が手に入る。
試験にパスする、など、成果が得られること。
自分でなくても、子供が大学の入試に
合格すれば、うれしい!幸せ!
そう思います。
でも、ここで考えてみてほしいのは、
「この幸せ、どれくらい長続きしそうですか?」
ということなんです。とくに、子どもが合格!というのは、
うれしいことだけれど、自分自身の行動ではありませんよね。
♪二つの運動の在り方を通して、幸せを考える
ギリシアの哲学者アリストテレスは、
運動の在り方を、
キーネーシスと、エネルゲイアの
2つにわけたそうです。
●キーネーシス
普通の運動で、【始点】と【終点】があるもの。
つまり、何かの仕事をする、
どこかへ移動する、
これらは、なるべく効率的に、
速やかに達せされるのが望ましいもの。
なんだか、先ほどの、私たちの行動と
似ていませんか??
エネルゲイアというのは、
「今なしつつある」ことが、
そのまま意味があるようなもの。
たとえば、踊り。
昔は、踊りは神にささげられるものでした。
今、やっていること、
そのものに、価値があるような運動、動きのこと。
踊りながら、あと何回やったら、終わろう、なんて
考えてはいませんよね。
(振付が厳しいダンスは別ですが)
♪日常の行動=することそのものに幸せを感じてみよう
私は、日常の自分の行動を考えた時に、
「ボールを投げたらどこかに着地した」
と同じような感覚で、さまざまな事をやっているなあと思います。
それは、とにかく終わらせることが目的。
つまり、キーネーシス、ですね。
終われば、次はこれ、それから・・・のように、
キリがありません。
終わりがないものをやり続ける、というと、
カラカラと輪っかを回し続けるハムスターが浮かんでしまいます(笑)
それでは、やり終えても、ちょっとほっとするだけで、
少しむなしい・・
歯を磨く、とか、食事をとる、
とかのような日常的なことでも、
歯を磨く目的は?
食事をする目的は?
なんて考えてませんし(笑)
どのようにやろうか?
とも(あまり)考えていない気がします。
だから目的が達せられたかどうかも、
わからない。
そういう気持ちで物事をやっていると、
いろいろなことが抜け落ちていってしまうような
感じがしますよね。
♪エネルゲイアを探そう
対して、
エネルゲイアは、行為そのものに意味があり、
目的があり、埋没するようような行為。
それってどんな行為?
って思いますよね。
実は、どんな行動も、
エネルゲイアになるのです。
今、自分は、
何のために?
何をやっているのか?
が自覚できていて、
その事に集中さえしていれば、
それは、エネルゲイア。
まずは小さな行動から、
エネルゲイア的に埋没するまでやってみませんか?
言葉はいりません。周りの事も気にせず、
ひたすらその行動をやり続けていく中に、
どんな発見があるでしょうか?
今、これを書いていて、
子供たちが遊んでいる様が浮かんできました。
子供って、一瞬一瞬がエネルゲイアかも。
あなたの中の、子ども心。
思い出してみたらどうなるでしょう。
今、あなたが5歳だったとしたら?
どう行動していそうですか?