山姥切国広単独行-日本刀史-に思い馳せる
配信観た!!!!!
観る前のわし
今回は見る前からクソデカ感情が高まっていたのだった。
そしてとりあえず絵を描いたりして配信を待っていたのだった。
仮面ライダー剣じゃねえか!!!
そう、現在、仮面ライダー剣を見ていますが、仮面ライダー剣のテーマ性がなんとなくわしの中の山姥切国広なのでは・・・?と思って、最近まんばちゃんを描く時の作業用BGMが剣のOPなのだった。
これやないのか?特に、今、刀ステのストーリー的に、これやないんか?
わしはそんな気持ちで配信待機した。
感想(※ネタバレあり)
直感的感想
プロジェクターを久しぶりに起動して観始めるわし。
いやあ楽しみですな・・・・
その後・・・・・・・
狂っとる!!!!!!!!!!
訳じゃないです!!!!!!!!!!!
本当にハッチポッチステーションだったもんね!!!!!!!!!!
山姥切国広がグッチさんしてたんです!!!!!!
だからあれだよ、実質今回の荒牧さんの不立文字アクトの1役にはグッチさんも居たということだよ。
フクノスケのくだりももう全体的にNHK教育番組の絵面をしていたからね!!!!!!!!!!
刀ステのこと、ハードな演劇・・・っていつも身構えてしまいがちやけど、そんなときほど馬が出てきたり、宝塚したり、吉本が始まったり、色々騙されてきたんですよ!!!!
油断しとったわ!!!!草!!!!!
ハッチポッチステーション派とゆうがたクインテット派が居たらしいんやわ。わしも歳食ったってことやなあ・・・。
それはそうとして
不立文字パートはとにかく色々な山姥切国広というか、荒牧さんという俳優の無限の可能性をドドドドっと矢継ぎ早に見せつけられたわけだが・・・
それはもう一人で連続で大河ドラマの主人公をやっているかのようだったわ!!!
ここまで来て、着ぐるみ、パペット、大河ドラマ、刀の歴史のお勉強・・・・わしは今NHKを観ている!?!?!?!となっていた。
そして、織田三郎信長がめっちゃ出て来る。
あらゆる織田信長イメージを許容してくれる 全 肯 定 信 長。
ありがとう織田信長。魔王でもありオネエでもあり髭生えてたり生えてなかったり女体もワンチャンネコチャンもOKぇええ!!!贅沢だ!!!
そうそれは末兼俊彦先生が何かにつけ刀剣の講座で言っているやーつです!!!(また来月も行くよ末兼先生ェの刀剣講座!!!)
一旦落ち着きたいところですけどね、総評としてはこれが感想です。↓
後半はやっぱり、朧の存在が出て来たところがもうね・・・・・・小学生男児が大喜びのやーつですね・・・・・
幹部登場!!!って感じで、特撮オタク、今朝も戦隊を観たばかりでしたが、夜も大興奮しておりましたね!!!!!!!?
贅沢な日曜だわ・・・・・・・。
黒田官兵衛やっぱ来るんやん!!!
スカル!!!!スカル軍団だッッッ!!!助けてまんばちゃん!!!
囚われの三郎を救いに来るまんばちゃん!!!
しかし強すぎる敵幹部達!!!
倒れるまんばちゃん!!!!!!!!
そんな!!!まんばちゃん・・・・まんばちゃーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
だがそこへ、よろよろと這いずりながらやってくるフクノスケ!!!
とっておきの機能が搭載されていると言っていた伏線をここで回収!!!!!!
フクノスケェーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!
お前がくれたこの命、無駄にはしないッッッ!!!!!!!
パワーアップした極まんばちゃん!!!!!!!!!
満を持して登場!!!!!!!!!
しかあーーーーし!!!ダメなのか、この力を以てしてもやっつけることができないというのか!!!!おのれ、スカル軍団!!!朧の織田信長ァ!!!!!
という感じで、もう手に汗握る、怒涛の特撮ラスボス戦かのような。
すばらしかったですね。
黒まんばちゃん
これまで謎の存在として過去作に出て来た黒まんばちゃんの正体が判明したわけだが、それは「三日月を救いたい」と思い刀剣男士という枠からはみ出してしまったまんばちゃんの可能性、であった。
刀剣乱舞絶対的大前提ルール『刀剣男士は歴史を守るもの』というところを超えて、歴史修正をしてまでも三日月を救いたいという気持ちという気持ちが先行してしまった。呪いですねもはや。人の身姿で顕現されたがために、まるで人のように肉と心を得てしまったが故の呪いじゃん・・・とか思ったこともありましたね。
でも三郎と旅に出て、刀として人々の生き様に思い馳せることを経たまんばちゃんが、三日月宗近にも思いを馳せた結果、その己の過去である黒まんばちゃんを超えるんですね。
刀剣男士の枠からはみ出さない。
自分が何のために戦っているのか自分の中でしっかり答えがある。
三日月宗近を信じられて、三日月宗近を友と呼べる。
三日月宗近は温かかった、ということに気づく。
長義に斬られた黒まんばちゃん。
わしは綺伝がめちょめちょに好きなんですが、今回の山姥切単独行、改めてその綺伝での山姥切長義の言動もアア~と効いてきて、昨今のわしの「山姥切長義めっちゃ好きだったかも」という自覚がまた更に濃さを増しましたね。
やっぱり長義はまんばちゃんの本歌なんすわ・・・。
歴史を守ることは本能、そしてその本能から逸脱した黒まんばちゃんを、斬れるのは本歌にしかできぬことなのだわきっと・・・。
メタフィクション
刀の時代が終わった後の世、まんばちゃん扮する桐野利秋が最後に願った通り、刀は現代にも残って、その血の歴史と武士の魂に思い馳せる我々が居ます。
あの舞台上で飾られたまんばちゃんを鑑賞する現代人たち、あの中にわしはまだ居ません。あれの中にわしも交じりたいねえ、いつか。
まだ山姥切国広も、本作長義も、この目は見たことございません。
だから未来の自分に、思い馳せるわな、三郎ォ・・・。
メタフィクションじゃん!ってなるとすぐグリユニって言う体になってしまった。
なぜならグリユニが言ってくれたからだ。
こ れ や が な 。
これこそが、審神者の力やないのかいな・・・。そして、刀剣男士の力の源はこれなんじゃないのかな・・・。
あんたのための刀
わしお恥ずかしながら、刀剣乱舞リリース直後から直近2年前くらいまでほとんど山姥切国広を追ってこなかったので、当然ゲームの方でも育っておらず、今更ながら、頑張って修行に出させたんすよ。
本当にこの2年くらいで急に来た山姥切ムーブメントなんだよ・・・。
極の修行から帰って来たまんばちゃんのセリフ、それまでの山姥切国広とは一体誰だったんだよ、というくらいに自己肯定感の塊ィじゃねえかよォ・・・今更感動している。
極の山姥切国広のセリフめっちゃいいよね。すごいね。知らんかったんだよね。こんな風になってたとはね・・・。
あんたのための刀なんですよ。
大事なことはこれだけだった、って気づいて修行の旅から帰ってくるのね。
この悟りが、刀ステ黒まんばちゃんの「三日月を救わなければ・・・」と言ってしまう刀剣男士の枠から逸脱する可能性を突破する鍵なんだなあと思った。
確かに修行前の山姥切国広って、審神者<<<越えられない壁<長義<自分なんだよ。自分のこと(と長義のこと)中心に語ってんな・・・という節はあったな。
アイデンティティーを長義との距離感とかでしか見れてなかったんですが、お前にはこの本丸に仲間いっぱいおるしやで、審神者とも思い出あるしやで、色々経験してきたじゃん!というね。
まさに振り返り。PDCA。チェックインチェックアウト。それ、今回、織田三郎信長先生という外部コンサルがやってくれましたね。
ありがとうございました、織田三郎信長先生。
他の男士
日本刀の歴史の勉強をさせていただきましたわ。
もはやこれ、日本刀史、社会の授業で流してくれんか。
ダイジェスト版、日本史でもあるがな。一人大河ドラマです。
七星剣さんに関しては、本体がまんばちゃん扮する厩戸皇子さんに振り回されておりましたやんか。そのことを話したら、それ実質大侵寇で始まりの一振りが三日月宗近振り回してたやつやんか・・・!となりましたやんか。
黒田官兵衛さんが例の本丸のはじまりの一振りは「陸奥守吉行だ」と言っておられましたね。じゃあ例の本丸で大信寇イベントが行われる時は、むっちゃんが三日月さんを振り回す・・・ってコト!?かな!?
最後に
いやしかしまだまだ掘り下げがありそうだったな。
悲伝が陽伝に変わることで、その太陽の日で、巻物焼ききっちまえ!
円環の巻物を焼いてしまえばいいよもう。
いよいよわが推し、鬼丸国綱の物語に近づいてきている気がする・・・。不如帰(鵺ちゃん)の見た目が鬼丸国綱パーツからできてんじゃん!って気づいたフォロワーさんとはもう今繋がってないんですけど、きっと彼女も観ているだろう・・・。思い馳せる・・・。
そして我が最大の推し、源氏兄弟もいずれ出て来ることであろう。
今回の一人大河ドラマパートではまんばちゃんは北条政子になってて(美しかったわー・・・)、源平合戦はさらっと説明されたくらいであったが、あの北条~応仁の乱のあたりには濃厚な源氏の末裔たちの骨肉の争いがあるんだよなあ・・・。
刀剣の紹介の所でも、非実在刀の紹介もあったにも関わらず、髭切・膝丸はひの字も出ずでしたが、これは陽伝以降で何かあるのかな、逆に??と思ってしまったわ。
末満さんが好きそうすぎるもんな。
「友を切った刀」で、「鬼丸国綱と逸話を食い合ってる」やつらだからな・・・・・・・。
という訳でこれからも楽しみですし、わしは絶対に山姥切国広(本体の方)も観ますし、荒牧まんばちゃんが大千穐楽まで駆け抜けてくれる未来に思いを馳せる。
ありがとうございました(^_-)-☆
2023.11追記
千穐楽お疲れさまでした。
これもはや山ちゃんと並んでいい一人多役おもしろ画像。