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色メガネをかけて人物や物事を評価したり判断する過ちを逆手に取るという話。

私たちは何か物事の是非を判断したり人物を評価するときに、公正・公平な評価や判断を下せると信じ込んでいると思うけど、それって認識不足や錯覚であるという自覚を持ったほうが良いと思っています。😅

そこで今回は、その辺のことを少し取りあげてみたいと思います。

そもそも色メガネで物事を見るというのは、ピュアな目で物事を見るのでは無く、何らかのバイアスのかかったフィルター越しに、そのフィルターに影響された対象を見ると言うことです。

フィルターを通して見ることが、すでに偏見や誤解や物事の一面しか見られないという状況を生み、その状況を正しい情報だと思い込んでしまうから厄介なことになるわけですね。

そうです、厄介なことというのが様々な弊害を生むわけですよ。

だからといって、そのフィルター(色メガネ)を外したくても、そう簡単には外せないというのが思い込みの強い私たち人間のさがであり、どうしようもない現実なんですよね。🤣

色メガネという偏見のフィルターみたいな存在を外すというのは、そんなに簡単なことじゃないから、私たちはそのフィルターに惑わされて迂闊な判断をしないためにも、何か対策を講じる必要があるわけなんですよ。(^_^)b

その対策になりそうなのが、色メガネのフィルターを無理やり外そうとするよりも、別の色メガネのフィルターを重ね合わせることで、光の3原色の原理みたいに無色透明に視界を変えて、より真実に近いピュアなものを感じ取る努力をするということです。

はい、ここで出てきた光の3原色ってこと、覚えていますよね。(^_^)b

光の3原色は、私たちが透明無色にみえている太陽の自然光も、実は赤・緑・青の3つの光の波長が上手くバランス良く組み合わさって、無色透明をつくりだしていることにもつながっています。

実は光に含まれている複数の色を複合光ふくごうこうというのですが、太陽の光をガラス製のプリズムを通してみると、レインボーカラーの7色の光りの帯が現われますよね。

この7色の光の帯をスペクトラムと呼んでいます。

これは光の波長によって異なる屈折率のために、光に含まれている色が分かれることで虹色に見えるわけですが、こういった波長の異なる光が合わさったのが複合光と呼ばれる太陽光になるわけですね。(^_^)b

この複合光を構成しているそれぞれの光の波長が、ほぼ均等にバランス良く集まると無色透明な白色光はくしょくこうになるのですが、この白色光として私たちが目にしている光が太陽の光であり、昼間の自然光になるのです。

私たちには無色透明と見えている光を生み出しているのが、RGBという光の3原色、RedGreenBlueという3色であり、この3つの色の組み合わせでこの世に存在するすべての色を作り出せるわけですね。

この3つの色の光を重ね合わせると無色透明の光になり、昼間に私たちが見ている自然光になるのですが、印刷などでは組合わせる色が光とは異なって来るんですよ。

印刷で使われるインクや絵の具の場合は、イエロー・マゼンタ・シアンの3原色に加えて、暗さを調整するブラックを混ぜ合わせて目的の色を作り出すのです。

これは透過するという性質をもつ光に対して、インクや絵の具は組合わせる色がその場で物理的に混ざり合ってしまうから、太陽光のように無色透明にはならないのですね。(^_^)b

さて、この光の3原色の話をわざわざ持ち出したのは、私たちが物事や人物を評価・判断するときのフィルター色めがねの話をしたかったからで、このフィルター色めがねを外してピュアな目で物事を見るということの難しさをお伝えしたかったからなんですよ。

誰でも程度の差はあれ自分のフィルター色めがねを通して、すべてのことを見ているわけですが、これを外すことが困難であれば、外そうとせずに思い切って新しいフィルター色めがねを追加すれば良いということですよね。

そして光の3原色の場合と同様に、フィルター色めがねを重ね合わせることで複合的や観点からの評価・判断を可能にして、言わば無色透明な偏見や独断無しの観察眼を手に入れることができるのでは、というのがお伝えしたかったことなんですよ。(^_^)b

1つだけの色メガネで見ていると、それは偏見に凝り固まった見方になることを、そこに2つ目3つ目のフィルターを重ねていくことで、あたかも光の3原色で無色透明を現出するように、ピュアな観察眼を手に入れられるのではという考え方ですね。

色メガネでみることが外せないのなら、なるだけたくさんのフィルターを重ねることで、まさにタイトルでお伝えしたような、色メガネをかけて人物や物事を評価したり判断する過ちを逆手に取ることができるわけです。(^_^)b


要するに、多様性を受入れるということにもつながるのですが、いろいろな立場や視点・視座・視野を幅広く持ち、偏りすぎや短絡的な見方をしないで済むように、観察眼のフィルターを重ね合わせていく努力が、とても重要だということです。

私たちは意識して努力しない限り、独断と偏見に満ちた評価・判断をしてしまう穴に陥りやすくなります。

それを防ぐために、自分の偏見・独断といった色メガネを外すことを試みるよりも、もっと他のフィルターも取り入れて多面的な観察ができるようにするという、外すことより加えること、もっと異なるフィルターを重ねることを重要視したほうが良いですよ、っていう提案なんですよね。(^_^)b

少しでもこの記事が、皆さんのお役に立てば嬉しいです。🤗


ってことで、今回は
色メガネをかけて人物や物事を評価したり判断する過ちを逆手に取るという話。」という独断や偏見を取り去る方法についての話題でした。(^_^)b
※見出し画像のイラストは、メイプル楓さんからお借りしました。


では!

引き算に  足し算加え  のほほんと


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