水晶玉のようなツルンとした人生よりも路傍の凸凹石みたいな人生に味がある！

人って外見の見事さや周囲の評価に惑わされがちだけど、外見を気にしすぎるあまりに心を病んだり、ネガティブな感情を抱いて生きることに幸せ実感を排除するような、見落とせない大事な問題が潜んでいると思うのですよ。

確かに外見が整っているとか、見た目がキレイであるとか、水晶玉のように輝いているとか、その姿を見て憧れたり見事さを讃えたりは別に問題じゃ無いと思うけど、自分の身と比較してしまうことに問題があると思うのです。

大事なのは本質的な価値であって、見た目だけじゃないですよね。
ダイヤだって、あの光り輝くことだけで貴石となっているわけじゃないですもんね。

硬度に優れているという工業生産面での貴重価値や、存在自体が限られているという稀少性からくる価値があるから、研磨したあとの価格がとてつもない金額まで跳ね上がるわけですよね。(^_^)b

ダイヤと同じように金だって、同じですよね。
貴金属としての金も、伝統工芸品の素材としての金粉や金箔も、それなりの貴重な性質が重宝されて価値を生み出しているわけです。

これらの本物の価値を持っている貴金属だけでなくて、私たちはややもすると煌びやかな外見やプレミアムが付いているモノに惑わされて、いかにも価値があるように思い込むことって、多いんじゃありませんかね？

これは自分の審美眼や価値観に左右されると思うけど、上辺だけを見て本質を見ていないことって、誰にでもあると思うんですよ。

特に声を大にして言いたいこと。

あるがままの自分でいいじゃないですか！

今の素材の自分を生かし切るだけでいいじゃないですか！
そりゃあツルリンとした水晶玉は、確かにキレイですよね、でも汚れが付いたら目立っちゃうんだもんね。(^_^)b

それに、きっと見飽きると思うんですよ、毎日水晶玉を眺めていたら飽きますよ、きっと。

占い師じゃあるまいし（韻を踏んでます）水晶玉を眺めていても、お金には一銭にもなりませんってば･･･。(´д｀;)

つるつるはキレイかも知れない･･･でも、デコボコのほうにも飽きない味わいがある･･･そんな風に考え方を改めて、素材の持つ個性を大事にすればいいと思うんですけどね。

まぁね、外見をキレイに磨き上げられた人物っていうのが、水晶玉みたいな人で、出身大学や高学歴とか家柄とかを評価して欲しがる外見重視としましょうか。

片方で外見がデコボコの人っていうのが庶民・一般人、要するに普通の人だとすると、味わい重視の方向で自分の魅力を発揮できるわけですよ。

磨き上げられた水晶玉は自身の輝きを放って、覗き込む人の顔さえ映し出して見せるけど、写っている顔は歪むしかないのですよ、球面だからね。

だから覗き込んだらダメってことですよ。
覗き込んでしまうと歪んだ姿を見せられてしまうのですよ。

だから石ころなりに、あるがままでいればいいのです。
水晶玉は丸いから、少しの傾きで転がり出すけどデコボコ石なら転がりもせずに、どっしりと構えていられる強みがあるのですね。

また、デコボコ石はデコボコゆえに見る位置や角度、光線の当たり具合などで表情を変える味わい深さを醸し出すので、見る側の心を反映して何にでも見えるという多様性や奥深さを持っていると思うのです。

私たちはほとんどの人がダイヤの原石じゃないのですね、ダイヤの原石なら磨けば光るけど、デコボコ石の私たちは下手に磨こうとすると、原形をとどめずに崩れて粉々に粉砕されてしまうかもしれません。

デコボコ石はキレイに拭き上げることをしても、ダイヤのように削って磨くと形が変わっちゃうんですよね。

墓石のような同じ形状に加工するならともかくも、個性を大事にするんだったら、下手に磨こうとしないこと。

形状を変えなくてもいい、というか変えちゃったら味わいが無くなる可能性が高いので、やるんだったら味わいを消さずに深めるような、メリハリの付いた形状に整形することを重視しなくちゃいけないということですね。

たとえ話で理解してもらえたと思うけど、庭を眺めたときにツルンツルンの墓石みたいに磨き上げられた、同じ形状の石柱がずらりと並んでいる庭園の状況を想像してみてくださいよ。

どうですか？
味気ないと思いませんか？

月日が経つと磨き上げられた表面に水垢がつき、しみになりくすんだ汚れの石柱が並ぶわけですよ。

一方で、形状も大きさも異なるいろいろなデコボコ石が、庭のあちらこちらに配置されていたらどうですか？

配置の仕方ひとつで、庭に奥行きを感じさせたり広がりや空間の表情がグンと増すわけですよ。

月日が経つとデコボコ石の表面には苔が付いて、情緒たっぷりの庭ができあがって更に味わいが増すわけです。

私たちはデコボコ石のままでいなくちゃいけません。
デコボコ石の個性を活かして、庭のどこに配置されたら一番魅力を発揮できるのか、そのことを意識して形状を整えるだけでいいのですよ。

そんな味のあるデコボコ石を、誰か運命の人が探し出してくれると信じて自分らしい生き方で自分らしく生きればいいとおもうんですよ。(^_^)b

突然だけど、サブアカの本日投稿の記事はこちら。＾＾

ってことで、今回は
「水晶玉のようなツルンとした人生よりも路傍の凸凹石みたいな人生に味がある！」というプチ人生哲学でした。

では！

でこぼこも　　味わい深し　　のほほんと。