商いの勘どころは商売の意義を理解し頭を相手より下げて相手の心を読むこと
みなさんご存じの松下幸之助翁の教え諭した逸話の中に、商人の道とはどういうものかという問いに答えた話があるのですが、今回はその逸話を元に対人交渉やビジネスに活かせるエッセンスを絞り出してみたいと思います。
・・・・というほど、中身のある話にはならないかも知れませんので、あまり期待しないでサラリと読み流して下さいね。🤣
この松下幸之助翁の逸話については、28年間という長きにわたり近くで仕事をし松下幸之助翁の薫陶を受けてきた、PHP研究所客員の岩井虔さんが松下幸之助翁に学んだこととして語ったものです。
岩井氏:「いったい商人って何ですか?どんな心がけでやるのが商人の道なんですか?」
松下翁:「君、大事なことが3つあるな」「まず、商売の意義がわかっとらないかん」
ここで岩井氏は松下翁がいつも口にしていた話を思い出します。
この、お客様に喜ばれて役に立つことを自分の使命や生きがいにして、心を込めて効率的に、あるいは自分なりの工夫を施して熱心に勧めていくことが収支を成り立たせるもとになる、というのが1番目の商売の意義だろうと。
岩井氏:「2つ目は何でしょう?」
松下翁:「2つ目は、お客様の心が読めないかん。心を読むのが必要なのは政治家でも教育者でも同じや。しかし、一を聞いて十を知るのが商人や」
岩井氏:「3つ目は何でしょうか」
松下翁:「3つ目は、相手より頭が下がっていること。商人というのは、お客さんのために奉仕をするんやろ。だから頭が下がっていないと本当の商売はできん」「この3つがわかったら商売、うまくいくで」
要するに、いつも「おかげ様で」という感謝の心でお客様に接し、商売の道に誠実に励むことが何より大切であるということですね。
この3つのことをキッチリやれたらお客さまに喜ばれるし、その結果として必ず儲けさせていただけるので、その儲けの中からきちんと税金を払うことで社会のためにもなり、もっと大きな商売に繋がっていくのでしょう。
私たちも、相手より常に頭を下げて謙虚な姿勢でいることと、心だけはもっと高い位置から自分とその周囲の状況を俯瞰しながら、自分の言動に誤りがないか見守ることが欠かせないのではないかと、そう感じた話でした。
それにしても、松下幸之助翁が残してくれた教訓の数々は、多くの経営者や社会人に脈々と受け継がれているようですね。😄
ってことで、今回は
「商いの勘どころは商売の意義を理解し頭を相手より下げて相手の心を読むこと」という松下幸之助翁の逸話から学ぶというテーマでした。(^_^)b
※見出し画像のイラストは、メイプル楓さんからお借りしました。
では!
やりなはれ 3つのおしえ のほほんと
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