ショッピングカートに入れようとして産地を確認し思わず購入を断念する気持ち
福島第一原発の処理水の、海洋放出が開始されましたね。😓
それにともなって、早速中国が日本からの水産物を全面禁輸するという決定を下したということで、日本政府から厳重な(お願い)をした模様です。
そもそもの話だけど、この海洋放出される処理水というのは、東京電力の福島第一原発で発生した放射能に汚染された水(汚染水)から、大半の放射性物質を取り除いた後に、大量の海水で薄めた水のことなんですね。
この処理水にはALPS(アルプス)と称される多核種除去設備でも取り除くことができないトリチウムという三重水素が残っていて、その濃度を国の放出基準値の40分の1未満に薄めることで、処理水として放出するわけです。
今でも毎日、約90トンもの汚染水が福島第一原発から生じており、現状のまま放置すると汚染水を保管するタンクが足りなくなって、早ければ来年の2月頃に、遅くても6月頃には満杯になってどうしようもなくなるのです。😢
この処理水については、大気中に水分を蒸発させて処理する方法などの案も検討されたようだけど、コストが高くつくということで見送られ、2021年の4月に海洋放出することを政府が決定したという経緯があります。
これね、コストが高くつくとか・・・・・・そんなこと言っている場合じゃないと思うけど、中国政府からの要請もその蒸発させる方法をとってほしいという内容だったですもんね。
中国政府が日本産水産物の全面禁輸を決定したことは、福島原発周辺の漁業や水産物関連の関係者に影響を及ぼすだけでなく、日本中の漁業・水産物関連の関係者や市場に、大きな損害を与えることになるのが見えています。
政府は、その保障をするといっているけど、保障をするのは東京電力であるという言い方を岸田首相が語っていたので、万全の保障体制は望めなさそうな気がしますね。😥
とりあえず今回の海洋放出は17日間ほどでいったん終えるようだけど、決定したことにこだわらず、最善の策を模索しながらとれる手を複数同時進行で進めるくらいの英断を示してほしいものです。
おそらくデータとして安全であるといくら言ったとしても、風評被害は収まらないのではないかと。
特に外交上でも貿易上でも文化の面でも、我が国と関係の深い中国や韓国といったお隣さんに対しては、データをそろえるのは当然として、風評被害が広がらないような施策をきちんと打ち出すことが大事だと思いますね。
目先だけをみて、科学的なデータがあるからといって、ごり押しに見えるようなやり方をとっては、我が国にとって戦術的には成功したように見えても戦略的には敗北、失敗してしまう恐れがありますから誤らないでほしい。
コスト面についても、もっと大局をみれば高くつきそうな案のほうが結果的には安上がりだったということになりかねませんもんね。
ちなみに、つい産地を確認してしまうという癖がついているのですが、買い物していて手に取った食品に「中国」という原産地の表記があると、そのまま陳列棚に戻してしまうのですよ。
それくらい、安全・安心を危惧する中国産の食品に対するイメージがつきまとっているわけですね。
これって、現状の韓国や中国・香港、台湾などの消費者と、同じ消費行動だと思うのです。😥
やっかいな問題ではあるけど、問題であるかどうかや実害がありそうかどうかは受取手が決めることだということを忘れずに、立場が違えば異なる正論をごり押ししないようにしてほしいものです。
あ、この記事は原発反対とか、処理水放出反対とかのメッセージではありませんので、政治的な思想や個別の政局についてのご意見などをコメントいただいても、ろくすっぽお答えできないと思うのでその辺はよろしくです。😓
ってことで、今回は
「ショッピングカートに入れようとして産地を確認し思わず購入を断念する気持ち」という福島原発の処理水放出に絡み感じていることを。(^_^)b
※見出し画像のイラストは、メイプル楓さんからお借りしました。
では!
ごり押しを 対話に変えて のほほんと
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