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スズメの学校は愛がすべてだ!雛スズメを育てる親雀の行動に学んだこと!

我が家の放し飼いペットである、雀ちゃんたちのことを観察していて思ったことを書いてみますね。

もちろん野鳥というのは、勝手に飼育してはいけないことになってるんですよね、鳥獣保護法ってヤツがあってですね、飼えないのですよ。

正式には「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」っていう長ったらしい名称なんだけど、この法律で狩猟免許無しに鳥獣を捕まえたり飼育してはいけないことを定めているわけなんですね。

この保護されている鳥にスズメも指定されているもんだから、勝手に飼育してはいけないのです、うむ。

だから我が家では、放し飼いって言ってるわけです。

まぁスズメちゃんたちが餌を啄みに我が家の庭にやって来るだけのことなんだけど、この状況を我が家の放し飼いペットと呼んでいるわけで、法に触れているわけじゃ無いのですよ。

言い訳がましい説明を振ったところで、我が家の放し飼いペットのスズメちゃんたちが、今年になって今が2度目の雛を育てている真っ最中だというのをお伝えしますね。

最初の雛たちは2月中旬から月末にかけて餌場に来ていたんだけど、今はもう立派な親鳥として成長しているようですね。

3月の初旬の頃に庭の餌場に群がるスズメッ子たちの愛らしさに、毎日楽しい思いをさせてもらったばかりだけど、今また2回目の孵化をして親雀たちが子育て真っ最中の、忙しい時季になっているのですよ。

この時季の庭の様子がまるで、スズメの学校なのですよ、ほんと。

前にも我が家のスズメちゃんたちのことを書いたことがあるけど

この記事で書いたように、雛を育て始めた(孵化したあとの)親スズメは餌場で餌をついばむと、低空飛行の最短距離で巣まで帰っていくんですよね。

雛に餌を口移しで与えたあとにはまた、餌場の庭に一直線で戻ってきて雛に与える餌をついばむという繰り返しをするんですね。

この飛行形態が変化するから、雛がかえったというのはすぐわかるんです。じっと観察していると、そのうちに雛スズメを餌場に連れてくる親スズメが出現するわけですが、そうなったらとてもにぎやかですよ。

なんとも効率の良い餌やりになるんだけど、餌場の周囲に植えているイロハ紅葉やシマトネリコ、ヒメシャラ、椿、オリーブの木などに雛スズメをとまらせて、餌やりの移動距離を大幅に短縮しているわけですね。

そして餌場から枝に飛んで餌を与えてくれる親鳥の行動を、雛鳥に見せているんだと思うんですよ。

雛鳥もそうやって餌をもらっているうちに、自分に親が与えてくれる餌のある場所を覚えて、いずれそこに飛び降りるようになるんですね。

親鳥の近くにいて餌を口移しでもらいながら、そのうちに親の真似をして自分も餌をついばみ始めるわけです。

そうやって餌をもらうことと、自分で餌をついばむことを交互に繰り返しながら、独り立ちしていくんですね。

こうやって親雀は小雀に餌場の場所と、餌を捕食することの両方を教えているんだと思うんですよ。

ただ全部の親スズメがそうしているわけじゃ無いのよね、一部の親スズメがそうやって餌を効率よく与え始めてからも、相変わらず低空飛行で巣と餌場を行ったり来たりの、繰り返しをする親スズメも多いんですよね。

この親スズメの知恵の差はどこから来るのか?なんてことを考えてみたのだけど、おそらく親スズメが我が家の放し飼いペット組として、うちの餌場で育ったからじゃないのか、ということに行き着いたんですよ。

我が家の餌場は、安全で食いっぱぐれが無いという刷り込みがあるから、雛スズメを餌場まで連れてくるんじゃ無いのか、というのが私の個人的な推測なんですけどね。

そのほうが親も楽だし、雛も餌場の場所を覚えることができるし、豊富に餌をもらえることで育つのも早いという、一石三鳥くらいの効果がありますもんね。

そうやって育った雛鳥が子育てをするときに、自分の餌もらいを学習して同じように雛に受け継いでいくんじゃ無いのかな、っていう結論に達したわけですよ。

もちろん飛び立てるようになるタイミングのズレもありそうに思うけど、実際のところはほぼ同じ日か、違ったとしてもせいぜい2~3日中には飛び立つんだと思いますね。

餌場と巣の間の低空飛行往復便が、そのあとも続くことを考え合わせると親鳥の習性に、あきらかに個体差があるということなんでしょうね。

餌場で雛も親から口移しで貰いながら、自分でも餌をついばむ雛雀の姿を見ることができるのも、今年はあと何回だろうか?

親が雛に一生懸命餌を運んでいる姿や、口移しで餌を与える姿を見ているとこんな姿こそが、打算も欲得もない無償の愛というものじゃないのか、そう感じたんですよね。

スズメって、コミュニケーションをする合図としてのコトバは、20種類~30種類程度だという研究結果もあるんだけど、たったそれだけのコトバで用を足している、シンプルなコミュニティが雀の世界なんですよ。

それに引きかえ私たち人類は、道具を持ち言語というツールを手に入れたことで、もっとも大切なナニカを手放してしまったんじゃないだろうか、なんて御大層な意見を述べてみたりして・・・。

そうなるとコロナウイルスの感染症騒ぎは、そのことを私たちに思い知らすための警鐘だったのかも知れないですね。

社会システムはもう元のようには戻らないと覚悟する必要がありますね

そして、浮き足だってむやみに混乱をかき立てるような行動に奔らず、冷静になってこれからの予測不能な時代に向けた新しい社会システムを、みんなで構築し直す必要があるのじゃないかと感じています。

私たち人類の欲望は果てしないですもんね。
日進月歩を当たり前としてここまで来た私たちが、本能に突き動かされてたどり着いた行動の結果は、いったいどんな結末を迎えるんですかね。

本能で生きている親雀の無償の愛のように、人も我が子を愛するようにもっと暖かい愛があふれるような、社会システムに回帰すればいいと思うのは私だけ?

コロナは私たちに災厄とともに、多くの宿題を投げかけてくれました。

コロナで職を失ったり、勤務時間や勤務日数を調整されて、以前のように給料をもらえない人も多くなるでしょう。

というか、ほとんどの人が減給となるか、解雇されるしか企業は生き残れないほどのダメージを受けると覚悟しておいた方がいいですね。

自分の生活は自分で護る、これがこれからの予測不能な時代には欠かせないバックボーンになってくると思います。

自分のスキルを磨くしか無い時代に、私たちは突入することを自覚しましょうね。

小さな雀の卵から孵化した命が育っていく姿を見て、激変するに違いない目の前の未来に、少しだけ思いを重ねてしまいました。

スズメにも個性があるんですよ!
雛スズメを育てる親雀の習性こそ無償の愛なのかもしれませんね。

 

ってことで 今回は
「スズメの学校は愛がすべてだ!雛スズメを育てる親雀の行動に学んだこと!」という雀の観察日記、のような話。


では!

愛情も  はつらつとして  のほほんと


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