サスティナビリティて?

最低賃金のこと

毎年の様に最低賃金のことが話題となっているけど、いつも不思議に思うことがあるんだよね。
そもそも最低賃金とは何かを調べてみると
厚生労働省のWebサイトに以下の様な記載がありました。
最低賃金制度とは、最低賃金法に基づき国が賃金の最低限度を定め、使用者は、その最低賃金額以上の賃金を支払わなければならないとする制度です。
最低賃金の対象となる賃金は、毎月支払われる基本的な賃金です。実際に支払われる賃金から一部の賃金(割増賃金、精皆勤手当、通勤手当、家族手当など)を除いたものが対象となります。
というもの。
要するにこのお金は絶対に支払いなさいという法律であり、かつ基本給として支給するものだね。
これが1000円に行くのか行かないのかということで結構ニュースになっている。

実際に計算してみよう

では時給1000円で働いた場合にどうなるのか。
1000円×8時間×20日=16万円が額面収入となるわけだ。ここから保険料とか税金を控除すると手取りは14万円を切るくらいかな。
生活保護費を見てみると杉並区で2人で生活をしている場合(親30歳台、子供高校生くらい)19万円程度となるようです。
保険料など色々なことが要素になるため一概に比較はできませんが、ちょっと違和感を覚えたりしています。

次に正社員の給料を見た時に保険料負担の有無などによって異なるけど
月給20万円の社員だとした場合に、会社が支払いコストは約2倍程度になると想定した場合に
20万円×2÷170時間=2300円(時給換算)で会社負担が1.5倍としても1700円程度になるわけだ。
まぁアルバイトなどの人と正社員の人を一列に並べるのはどうかと思うけど、企業から見た場合はアルバイトで時給で雇い方が当然のことながら経費は削減できることになるんだよね。

経営者側はこんなことを言っているという記事が

でさ、飲食業界はアルバイトがメインで全体の7割ほどの従業員が働いているケースもあるみたいだから、このコストが少しでも上がったら今までの収支体系が破綻することになってしまい、時給を上げるのは企業にとって死活問題となってしまうことになるんだよね。
だから会社側は最低賃金を上げる事に対して血眼になって反対することになってしまうんだよね。
まぁ個々だけ見ればそれはその通り。
企業が存続することができなければ雇用を確保出来ないわけだし、元も子もなくなるもんね。
そこで企業がいうことは「パートアルバイトの労働時間を削減して正社員で回さなければならない」という発言が出てくるわけだ。
うーーーん、難しい問題だよね。

まぁこの様なことを言いたくて書いているんではなく、言いたいことは次のこと。

事業継続性って

事業、業務の継続性ってどの様に考えればよいのかなということ。
PFドラッガーさんが常に言っていたこととして「イノベーション」があるんだけど、これを単純に和訳すると発明というようなものになるんだけど実はそうでは無いような気がしているんだよね。
イノベーションとは「変化」だと思う。
世の中にある全てのことは永遠に同じであることはあり得なく、常に変化をし続けているんだよね。
現状を維持するという発想になった瞬間にそれは衰退を意味することになることなんだよね。
変化をすると良くなることもあるし、悪くなることもあるわけだけど、一つだけ決まっていることは、現状維持は絶対に悪くなるということ。
この変化を常に起こしていきながら過ごすことが最大の継続に繋がることになる。
これはどこの経営者も同じようなことを言っていると思う。
でも、それを本当に実践している会社ってどの程度あるんだろうね。
人は基本的に保守的だり、リスクをあえて取ることはしないんだよね。
特に何かがうまく行っているときは尚更現状を維持しようとするんだよね。まぁ人間の本能みたいなものだから仕方ないけどさ。

成功している企業って沢山あるよね

ここで先に出てきたことと繋がっていくだけど、パートさんが沢山いて成り立っている企業がこれから先どの様なことを考えて行けば良いのか。
それは事業拡大に伴い売上利益の向上ということなんだろうけど、それとは別に異なる事業を起こして従来のビジネスモデルが破綻したときの準備をするということなんだろうね。
そのスパンは数年という期間ではなく10年20年というスパンでの取り組みになるのだろうと思う。
実際に世の中でその様なことで成長している会社って沢山あるよね。
典型なのか、富士フィルムとコダックだね。
富士フイルムは所謂カメラのフィルムを専門に扱っていた会社で、世界では最大企業であるコダックには足下にも及ばない会社だったんだよね。
それがフィルムカメラからデジタルカメラになってきて、写真を現像するということからデジタルで画面で見て、必要な時に印刷するとうように時代が変わってきた時にコダックは破綻して、富士フイルムはそれまでの技術を基にして新たな事業をドンドン展開して発展しているだよね。
これ以外にヤクルトとかもそうだよね。乳酸菌の技術を生かして今や多角的な事業展開をしているよね。

幸せの総量を増やすことって

アルバイトとかパートを雇うことによりコスト削減をして利益を増やすという考え方は短期的に見ていくと有効だし、人件費が事業の浮き沈みの調整弁になるということにつながるから経営は安定するわけだ。
でも、それは企業とか経営者が利益を得る分だけ、パートアルバイトの人達が本来受けるべき利益を奪っている事になるわけだ。
言うは易し行うは難しでそんな簡単なモノじゃないとお叱りを受けるとは思うけどね。
でも、最近言われている事業継続性(=サスティナビリティ)という考え方からした場合は、全員が受益者であり負担者でなければ継続はできないということに気が向くようにするようになるのがよいと思うんだよね。
周りの人が幸せになることで、自分が幸せになる。
幸せの量は一定でそれを奪い合うという考え方ではなく、幸せの総量を増やすことにより皆で分かち合うという考え方に行くのが良いように感じたニュースだったな。

結論ではないけど

ここ数年は、こんなことを真剣に考えて会社でも若者達にも伝えています。おいらは本気で君たちがどうなっても良いと思っています。会社って所詮他人の集まりだからね。逆に君たちもおいらがどうなろうと知ったことではないというのが本音だと思う。
まぁ知り合いだから、仲間だからそこまでドライにはならないとは思うけどね。
でもさ、そんな中でもみんなが幸せになれることを真剣に考えているだよね。その幸せの量が多ければ多いほど、実はおいらが楽になることができるし、幸せの総量を受け取れるものがおおくなるんだよね。
だから究極的な利己主義としt、みなが幸せになることを考えているだよ
って言っています。
かなり結構真剣に思っているし、仕事とはこの様に動くゲームだと思って真剣に仕事しています。これが合っているのか間違っているのかは解らないけど、今の時点ではこれが正解だと思ってがんばっている今日この頃です。



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