お腹からのクレーム
お腹がギュルギュル鳴っている。
これはいわゆる空腹の時に鳴るあの音だ。
お腹を壊す時の音ではない気がする。
何か食べてくれ 早く食べてくれとお腹は言っているのだろうか。 否、私は何も食べるつもりはない。
と、もう一人の何かが主張している。私の中で私じゃない何者か達が意見を出し合っているかのようである。
自分の体の中で起きることを観察することをマインドフルネスと言うのだろうか。
今私は お腹から聞こえる空腹の音と 全くわかない食欲について 静かに観察中である。
何かもっともらしいことを言いたくなったので 思いつくままに適当に述べてみるが、
食事というものは義務ではない。楽しいものである。食べないと体に悪いよという発想でものを食べるのが嫌いなのである。こんな風に考える私はひねくれ者なのだろうか。
食べ物はみんな命である。義務で食べるのはちょっと違う気がするのだ。
いつも私に寄り添ってくれる立派なコンパニオンアニマルとしての責務を果たしているワンコが家にはいるのだが、彼は 朝私が起きてくると 澄んだ目でご飯を要求する。
そして毎回とても美味しそうに食べる。
ご飯を美味しそうに食べる生き物眺めるのは楽しい。繁盛する定食屋のおばちゃんになった気分である。
そして そんなこんな風に考えている間も お腹からのクレームは鳴り続けている。
私自身は今とてもぐったりしてるけど お腹はとても賑やかなので 多分だけど 復活する方向に向かおうとしてるのだろうなと思うし そのように願いたい。
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