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光に堕ちた涙 -もしくは運命に踊らされた悲しみの系譜

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私の回顧録。 不定期で更新。
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#実録

最終章 "人"という字に"夢"が寄り添って"儚い"と読みます

最終章 "人"という字に"夢"が寄り添って"儚い"と読みます

あの北新地220万の乱から嘘のように静かな日々が流れていました。
出稼ぎから帰ってきた風俗嬢とカロリを飲み、職業不詳の男性客とシャンペンを軽く飲み、全裸で踊れば着物姿の初老の女性に箸で"息子"を掴まれる。
ざっくり言えばこんな感じの毎日を過ごしていました。

この日もいつもと同じく"貧"と"富"を結び、資本主義の縮図を見せつけるかの如く走る阪急電車に乗り込みました。
握り締めたエナジードリンクがひ

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