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83歳の女子旅〜同じ釜の飯を食べた仲間たち〜

母が春と秋の恒例の旅行に出かけました。母は夏に膝を痛めて杖をつく生活でしたが、治療の成果があり無事に参加することができたようです。

この旅行のメンバーは、約60年前に卒業した看護学校のお友だちです。寮生活を送っていたので、そのままズバリ同じ釜の飯を食べた仲間です。

30人ぐらいのクラスだったそうですが、みな系列病院に就職しましたが、定年退職まで勤め上げた人は2人だけでした。母も私を産んで職場復帰をしましたが、弟が産まれて退職しました。専業主婦になりましたが、弟が小学生になり近くのクリニックにパートで働きました。その後、民間病院に41歳で正職員としてカムバックし定年退職まで働きました。

余談ですが、奇しくも私は41歳で看護師をドロップアウトしました。

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その後、看護学校のお友だちは結婚や故郷に帰ったり大阪から離れる人もいました。そんな中、細々とクラス会を続けてきました。それぞれが孫のいる年代になった時に、近くにいる何人かの同級生と春と秋に京都に旅行に行く企画が始まりました。

毎年、京都在住のお友だちの案内で、春と秋の旅を楽しみました。その間、家族が病気になったり、自身が病気になったり皆いろいろありましたが、幸いにもメンバーは欠けることなく今日まで続いてきました。

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みな顔を合わすと看護学校時代に戻るようでとめどなくお喋りをするそうです。まさに83歳前後の女子会、女子旅です。

独身で定年退職した者、専業主婦になった者、母のようにブランクを超えて復帰した者・・・いろんな人生のパターンがあるようです。しかし根っこの部分は寮生活と看護学校時代という共通した話題もあるし、お喋りは尽きないようです。

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私も看護学校の仲間とグループラインを作っていますが、まだまだ落ち着かない年代らしく母のように一緒に旅行に行く企画はありません。たぶんそんなことはしないような気もします。

まあよい。

出発の朝、お天気は快晴。お母さん、みんなで楽しく過ごせたらいいね。



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