老いていく自分自身に慣れていく。
持病
お盆が終わって、朝晩の咳き込みがひどくなりました。
そこへめまいも出てきました。頓服でめまいの薬を飲んでいました。
流石に持病の喘息と更年期障害のダブルは厳しいです。
受診
吸入薬もそろそろ終わりが見えて来たので、
30過ぎから診てもらっている、かかりつけ医に受診することにしました。
待合には、そこそこの人数の人が待っていました。
「お盆すぎから、喘息の人が具合が悪いとたくさん受診しているよ。
めまいは低気圧の関係があるかもね。頓服のめまいの薬を飲んでおきなさい。」
呼吸音問題なし、血圧も正常値で、いつもの診察より、さらに短い時間でした。
どうやら別室で、コロナ感染っぽい患者がいるようです。
スタッフも先生も、気持ちの焦りがみえます。さっさと帰ってきました。
咳
子どもの頃から風邪を引くと、咳だけが長引いていました。
寒暖差で咳込むようになりました。
走ると咳き込むので走れなくなりました。
花粉などが喘息を誘発するので季節の変わり目に不調になりました。
ここ数年は、これまでノーマークだった時期にも不調になることが増えてきました。だから年中注意をしていなければなりません。
目には見えない環境の変化を私の肺が感じていました。
マスク
数年前、主治医から、日常生活でもマスクをして生活してはどうかと
指導されていました。当時は強い抵抗感がありました。
それがコロナ禍になりマスクが日常化するようになるとは
思いもしませんでした。
むせる
よく食べ物でむせて咳き込みます。
サイコロステーキは喉につめてから食べていません。
食べ物にも気をつけています。
窒息
ある時、唾液がつまり、呼吸ができなくなったこともあります。
息は吸えるのですが、吐き出せないのです。
胸の中に吐き出せないものが、膨らんでいくのを感じました。
指先がしびれてきました。
焦りながら、死ぬのは案外、簡単なことかもしれないと考えていました。
そんな瞬間、するりと息を吐き出すことができました。
それはほんの数秒の出来事だと思うのですが、
短い時間に、いろいろなことを思い浮かべました。
これが死ぬ前の走馬灯が浮かぶということかもしれません。
いつか日常になっていく
できなくなることが、少しずつ増えてきました。
転んでから、ヒールのある靴はやめました。
めまいは更年期ではなく、低気圧によるものだとしたら、
これから天気にも気を配ったほうがよさそうです。
本当にめんどくさい。
めんどくさいけど、一足早く、高齢者の生活を体験していると考えます。
不具合のある身体と、身体を気遣う生活にぼちぼち慣れていけばいいのです。
そのうち面倒なことが、日常になっていくのです。
こうして老いていく自分自身とその生活に順応していくのでしょう。
あとは寿命が尽きるまで、生きていくだけ。