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ドラマ「六番目の小夜子」

 2000年放送のドラマの再放送で一気に見ました。放送当時も時々は見ていましたが、この頃は子どもが生まれる前後で忙しかったのか、最後まで見てはいませんでした。恩田陸の原作も読んだはずでしたが、ストーリーの記憶は全くありませんでした。

 30分ドラマの12本ですが、キャストは鈴木杏、栗山千明、山田孝之、松本まりか、山﨑育三郎と豪華です。10代の彼らがキラキラしていました。特に主役の鈴木杏の初々しいセーラー服の姿に、目を細めていました。赤ちゃんのほっぺを思わせる瑞々しいお肌です。これはまるで孫を見ているような気分・・・

 美少年時代の山田孝之、勝地涼の薄さに吹き出した。松本まりか、栗山千明は全く変わってなくて驚愕。山﨑育三郎は幼くて可愛いので、なかなか識別出来ずに、どの子だと探しました。かつての古尾谷雅人の優しいお父さん役に、思わず合掌。

 変わらない栗山千明は映画「四国」(1999)でのリアル日本人形のような容姿にただならぬものを感じていましたが、サヨコでもぶちかましてくれました。妖艶さとミステリアスで孤高に満ちた転校生津村沙世子でした。あくまで私の希望ですが、当時の栗山千明バージョンの「エコエコアザラク」の黒井ミサも見てみたかったなぁ

 このドラマは中学校に伝わる「サヨコ」伝説の謎の迫る物語ですが、中学生の思春期の悩み、もやもや、喜怒哀楽の表情を、懐かしく見ていました。私もだけど、なんでこの年頃は、こんなにも馬鹿なことで悩んだりしていたんだろう。よく思い出せません。どうやら今の私には無くした物が多すぎるようです。

 昔の作品を見ると、脇役に現在の主役級の人を見つけるのが好きなので、古い作品も見るのも悪くないです。これまた初々しい富田靖子のデビュー作「アイコ16歳」(1983)、あの長台詞のシーンをもう1度見てみたい、その他の生徒役の松下由樹を確認したいな・・・いろいろ思う夏の日です。

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