見出し画像

人生いろいろ

「自分の未来は自分でつくる」

18歳のわたしは一生働き続けたいと考えていました。結婚して子どもを産んでも仕事をして自分の収入をお持ちたいと願っていました。そのために国家資格を取得し、私が働くことに理解をしてくれる人と結婚しました。子どもが生まれました。

ところが、子どもは熱を出したりとよく休みました。子育てと仕事も両立で、毎日目が回りそうでした。夫や仕事を持つ母と協力し仕事を続けましたが、思うように働くことができませんでしたが自分なりに頑張りました。

そのうちに息子が生まれました。障害があったので当然のように私が退職することになりました。それでもパートや嘱託職員として働き続けました。でも夫が亡くなり、私は仕事を辞めました。

・・・

「仕事を続けたいあんたみたいな人は、逆に仕事をしなくてよくなるのよ。」

こんなことを友人から言われました。これまで目標に向かってガムシャラに努力してきた私は「そんなの信じない!」と仕事にトライし続けました。今度は自分が病気になり、働けなくなりました。

ちなみに不吉な予言をした友人はずっと仕事を辞めたいと言い続けていました。ある日、占いに行き「いつ仕事を辞めれるか」を聞いたところ、「死ぬまで働く」と占い師に予言され怒り狂っていました。彼女は定年退職後、ブツブツ言いながら仕事を続けています。

・・・

「人生は思うようにいかないもので、強く願うほど遠ざかるものなのかもしれない」

いつしか私はこんなことを考えるようになりました。大学に行くなど、やってみたい事はやり終えたので、これからは流れてくるものに向き合えばいいと、肩の力を抜きました。ほどなく「相談室」に出会いました。現在は月に数回の活動ですが機嫌良く活動しています。

過去にやり残した英語の勉強や執筆をしています。これは決して望んでいた未来ではありません。体力も衰えてきましたし、自分の能力の限界も見えてきました。こんな私が今できる事をしているだけです。

これが現実です。

そのまんまの私です。

・・・

「まあいいか」

子どもを通じて自分の努力ではどうにもならないことを学び、自分の体力や能力を知り、さらに現状を飲み込める年齢に達したのでしょうか。

生活を見直し、無駄を省き、賢く生きる。
本を読み、ネットで広い世界を覗き見る。
インプットしてきたことは、惜しみなくアウトプットすること。
残りの時間は、よりよく死ぬためによりよく生きる。

byわたし

人生いろいろありましたが、いまを生きています。

いいなと思ったら応援しよう!