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リカレントのススメ
1社会人学習
社会人学習はオススメです。自分の時間で、中学、高校の頃、進路について親に、ごちゃごちゃ言われたのは、未成年であり、親がスポンサーだったからです。自分の時間とお金で勉強するのですから、真剣にやりたいことを目指すことができます。
もちろん家族には同意を得て、協力をお願いしなければならない人もいるでしょう。家族の時間やデートの時間が厳しくなることもあります。でも熱意を持って語れば理解を得ることはできると思います。もしお子さんがいるなら、勉強している親の姿を見せることは、悪いことではありません。
学校に入学することは、分かりやすいので、説得はし易いです。私は短大を卒業後の看護学校、通信制生大学、大学院は自分のお金で学校に進学してきました。「私はどんな学校に行こうとも文句はないだろ。」と突き進んできました。友人たちには「受験マニア」と呼ぶ人もいました。Tくんあなただけですが!
2娘と私
私も子どもがいましたが、自分の勉強に忙しいので、子どもに「勉強しなさい。」とお尻を叩くことを、すっかり忘れていました。娘は取り立てて何も言わずに育ってくれましたが、先日告白をされました。
「私も少しは大学院に行こうかな、行ってみようかなと思う時期に、『ごめん私、大学院に合格してしまったから、もうヘソクリは全滅になるからお金ないわ。』とか言うのは腹が立ったわ。」スミマセン。確かに娘が大学4年の時に私が修士の1年だったので、娘とお互いの進路の話をする時間は、少し短かすぎたのかもしれません。
レポートじゃ調査だとか、四六時中キーキーキャーキャー騒ぐし、飲み会には出かけるし。エクセルの操作や研究の集計を待ち構えて、教えてもらったりと・・・娘には迷惑ざんまいをかけていました。
そんな娘は、私に呆れ果てて、就職して、とっとと家を出て行きました。私は「自分でお金を稼いで、考えてお金を使ってみて。すごく楽しいから楽しんでね〜」と送り出しました。そんな彼女は自費で仕事に関する資格を取り、今は中国語を学ぼうとしています。
大学院を終えた私は、今度は娘のその姿勢に触発されまして、「英語」に取り組んでみようと考えております。学校に進学するより、「英語」を学ぶテーマは抽象的で、達成感が得られにくいので難しいです。資格を目指すことは目的が明確になるので、いいのですが。今のとこと具体的なことは思案中です。
3リカレントのススメ
日本におけるリカレント(生涯教育)はまんざらでなく、自分さえ望めば、多様な分野を、いろいろな場で学ぶ事ができます。もちろん時間と予算は検討しなければなりませんが。でも幾つになっても目指す教育を受ける方法があるのです。
私の友人は自分の学びたいテーマに添い幾つもの学部で学ぶ人、68歳で修士を修めた人や、67歳で社会福祉士の国家試験に合格した人もいます。40歳を超えて准看護師から正看護師の学校に進学した人。子育てをへて看護師に復帰し、さらに勉強を続けて、看護学の教授として活躍している人もいます。介護福祉士から正看護師になった人など、たくさんの社会人学生が存在しています。
そして「お母さん」「お父さん」も仕事や子育てに一生懸命になっても、子どもが巣立った後も、定年退職した後の人生は思うより長いです。自分がどう生きるかは、とても大切なことだと私は思うのです。
※リカレント教育は学校教育を終えた人が再び学ぶことを指しています。
もう歳だからは禁句です。何事も諦めずにしたいこと、やり残したことを探してトライしてみましょう。私も探します。