美味しさ半分こ。
友だちがやって来ました。帰省のお土産のカスドースを持ってきてくれました。
その昔、2時間サスペンスで片平なぎさが平戸で食べていたシーンを見て以来、探しもとめていたお菓子です。長崎生まれの彼女が必死で市内のお店を探してくれましたが、帰りの空港でたくさん売っていたのでガックリ来たというお菓子です。あれから20年近く過ぎ、久しぶりにカスドースを買って来てくれました。
ところが彼女はカスドースを食べたことがないと初めて知りました。それなら一緒にたべようとなりましたが、たくさん食べれないと言うのででお菓子を半分にして食べました。
私はお茶菓子に娘の手土産の霧笛楼を用意していました。年明けに彼女が来るだろうと残しておいたのです。
フォンダンショコラ「横濱煉瓦」と、ラズベリーソースのスポンジ生地の「横濱煉瓦ショコラブラン」の2種類ありました。やっぱりたくさん食べれないので、それぞれを半分に切って2人で頂きました。
そして暮れに頂いた京らく製あん所のりんごあんをおさじパイで食べてもらいました。
おさじパイも残すところあと1つ、これは母に味わって欲しいと思います。
・・・
友だちとは出会ってから、かれこれ25年になります。私は50代になり、友だちは60代になりました。
夫は生前、「私よりAさんの方が好きだろう。私が死んだら一緒に住めばいい。」とよく言っていました。
「言われなくてもそうします。私はAさんが大好きですもん。」
😛
おかげさまで今も仲良しです。
占いによると2人の寿命は、友だちは100歳越え、私は90後半まで生きるみたいです。歳の差があるからちょうどいいなと思ってます。
・・・
年明けから心を痛める出来事が続きました。なんとなくしんみりと話をしました。
「でもね、あまり時間が無いような気がするのよ。」
私は言いました。
「そうだね。いつまで生きれるかなんて分からない。やりたいことはしないとね。美味しいものも我慢せずに食べようね。でもたくさんは食べれないから、あなたと半分こにして食べたらいいね。」
友だちも言いました。
・・・
美味しい物を独りで食べるのも美味しいれど、2人で食べるともっと美味しくなります。すなわち2分の1の量でも、美味しさは2倍になるのです。
それに一緒に出かけると楽しさも2倍になりますね。
いつまで一緒の時間を過ごせるか分かりませんが、この楽しい時間を大切にしたいと思います。
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