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矛盾し、歪み、ねじれていても、私は私。

相談室の活動で「人とのつながりを持とう」という趣旨の集まりに参加しました。

「ところで貴野さんは・・・?」
参加者の方から話を振られました。

「家族会のない事業所を条件に探しました。」
「ママ友はいない・・・いたかな、どうかな・・・
    少ないけど、なんとかいます。」
「仕事はしていません。無職です。」
「町内会は脱会しました。」
「親の会やサークルなど全く参加したことがありません。」

振り返ると
人との繋がりから距離をとって生きていました。
質問した人が目を丸くしていました。

そうです。
夫が亡くなって以来、
私は意識的に人との繋がりを断つように生きてきたのです。

そんな私が「人とのつながりを持とう」という趣旨の集まりに、参加しているというのは、実に矛盾していることに気がつきました。

主催者さんも驚いていたので
小さな声で「スミマセン」と謝りました。

・・・・・

それまでの私は
職場や自分の通う学校で、それなりに人間関係を構築していました。

もともと
初対面の人と話すも苦痛ではないし、どこでもそつなく場を盛り上げることもしていました。

ところが
1度家に入ってしまうと、再び人の中に入っていくことが、猛烈に面倒くさくなっていました。

年賀状も止めました。スマホを新しくする度に、トラブルでデータが消えてしまいましたが、逆にリセット出来たと喜んでいました。

特に苦手なことは、子ども通じての人間関係や組織、グループ活動でした。息子が支援学校を卒業したので、すっかり解放されました。

故に最近は、
ほぼ引きこもりのような生活でした。

・・・・・

このように
矛盾した人間が、なぜ相談室の活動を始めたのか…

それは、
組織の理念、将来性、社会的意義に共感していることは当然ですが
なにより主催者の方たちに出会い、その人柄に惚れ込んだからです。

「この人の力になりたい、お手伝いしたい。」と初対面で、手を挙げていました。思いつきの行き当たりばったりの行動が全ての始まりでした。

こうして
私のような、クセのある人間を、皆さんは心よく迎え入れてくれました。

私なりに腹を括って
活動を通して世間に出てきたはずでしたが、
そもそもが私の生き方と矛盾した行動であったのです。

趣旨と私の生き方がねじれていても
それはそれで事実です。

ごちゃごちゃ考えるのも
なんだか飽きてきました。

この矛盾もごちゃごちゃも、
もう全部飲み込んでしまえばいい。

ごっくん。

そして目の前のやるべきことに
集中していけばいい。

そうだそうだ❗️

そのうち
また新しい私に変化していくでしょう。
矛盾しても、歪んでも、ねじれても私は私です。

私の生命が尽きるその日まで、
私は進化を止めずに前に進んでいこうと思います。







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