断捨離スキスキ
夫の部屋の片付け
夫が亡くなったとき、彼の部屋と仕事場の片付けが、トラック数台分になりました。仕事場の方は会社の方や、友人の方に助けてもらいました。
夫の部屋はものが溢れていて、来る日も来る日もゴミを捨て続け片づけました。
「モノ」に溢れる部屋を見て、心底うんざりしました。
夫にとって本当に大切なものはなんだったのだろう。私の目から見て、部屋にあるものは、全てがガラクタ、ゴミに見えていました。
わたしは夫のものをほぼ処分し、小さな家に引っ越しました。
断捨離との出会い
ある日、図書館でやましたひでこさんの断捨離の本に出会いました。読みながら、いいと思ったことは、即実行しどんどん片づけて行きました。それから片づけの本を片っ端から読み、読んではその都度片づけを実行していきました。
私が生まれてから1冊も処分したことがなかった一番大好きな本を処分しました。
実家に置いていた本を合わせたら1000冊ぐらいは処分しました。歳をとった私には本が重くなっていたのです。好きな本には、いつかまた出会えますから。そう信じて処分しました。
家の中がスッキリ片付きました。
本当に大切なもの
モノがなくなりスッキリしていくと、本当に大切なものって、そんなにないような気がしてきました。でもこれがないと死んでしまう!というものはそうそうありません。確かに子どもたちの赤ちゃんの頃の写真は宝物ですが、元気で生きていてくれたら、それでいいわと思えるようになりました。
そうなんです、モノより生きている人間の方が大切だということに気がつきました。人は唯一無二の存在なのです。
今日も片づけをしました
いつもきれいに片づけているような気になっていても、家の中には、澱みのような空間が生まれています。不要なものが溜まっていたり、ストックが多過ぎたり、収納場所が数箇所になっていたりして、いつのまにかブラックホール化しているのです。
ときどき家を片づけることは大切です。
長いこと気になっていた、雛人形の箱を、手にし易い場所に下ろすことができました。これから雛人形を飾りやすくなりました。ちなみに息子の五月人形は小さなタイプなので毎年飾っています。
モノとして生まれたモノの役目
家に収納しているもの全てが、その役目を果たしてこそ、モノが喜んでくれるのだと思います。モノを仕舞い込んだままではかわいそうです。
モノをうんと大切にして、モノが付喪神になるのも面白そうです。
でも壊れたり使わなくなったら、「ありがとう」「さようなら」と手放していくのがいいです。
だってモノには、執着はしないように気をつけないとね。ちがうお化けになっちゃうよ。