過保護な親でござる
週末の予定
これまで私は息子のショートステイへ送迎をしていましたが、息子が自力で施設に往復できるという目標を立てました。その間、浮いた時間で、より長く娘を訪ねる予定を計画しました。
息子
息子は知的障害があります。しかしこれを機会に自力で、施設に往復できるように、施設スタッフに相談したり、担当のヘルパーさんにアドバイスをもらいました。知的障害者がり言葉が話せない息子なので、トラブル時の対処法を検討したり、I Cカードなどを準備しました。
念のため予行練習もしました。息子を先に歩かせて、電車に乗り、施設への経路を確認します。施設のインターフォンを押してスタッフさんにご挨拶をして、また駅までの道を息子を先頭に歩き、経路を再確認しました。
もし道に迷ったり、トラブルで到着できない場合は、探しに行くつもりで駅に待機していました。幸いにも到着確認が出来たので、これで任務完了です。その時点で次のミッションのスタートしました。
娘
息子が不在の合間に、一人暮らしをしている娘の体調がすぐれないので、娘を訪ねる計画でした。だからこの週末に向けて、急ピッチで息子の訓練を急いでいました。
電車を乗り継ぎ、娘の住む街に到着したら、スーパーで食材を購入し、娘の部屋を一心不乱に掃除しました。
娘は、コロナ禍での引っ越し、入社だったので、心身ともに疲弊していました。1年以上なかなか足を運ぶことが出来ませんでした。
今回は1泊の予定で、娘の部屋の環境を整備しました。おかげで居心地が抜群な私の別宅としては申し分ない部屋が完成しました。おまけに娘が購入していたソファベッドの寝心地も良好でした。
今回は息子の施設送迎がないので、時間に余裕がありました。だから掃除以外に娘の気分転換に一緒に近所を散歩したり、日用雑貨も買い出しに行く時間が充分にありました。
娘の住んでいるのは、田舎で空気も澄んでいるので、月も星も明るく輝いて見えました。上弦の月は繊細な金のアクセサリーのようで、隣の金星はダイアモンドのような輝きに見えました。美しい夜空を堪能しました。
娘は心身ともに疲れているようなので、また年内に訪ねるつもりです。今度来るときは、冬の星座が見えるはずなので、楽しみです。
親である私
週末のドタバタの話を友人にしたら「ずいぶん過保護な親だなぁ」と言われました。 私は子どもから、ある程度、距離を取っているつもりだったので、正直驚きました。
「掃除なんて、子どもの自己責任でしょ」
そうか私は過保護な親だったのだ・・・でも、
「息子が訓練するのは、私の自由時間を増やすためだし、同時に息子が出来る事を増やす側面もあるの。そのためにはスタッフさんに迷惑をかけない程度に協力をお願いしてる。」
「娘の掃除は確かに甘やかしてるみたいだけど、一人暮らし体調が悪くなってるからだし。そんな時は誰か側にいた方が心強いよ。」
私なりに弁解はしましたが、これまであまり子どもに構っていなかったので、出来る範囲での過保護も、たまにはいいかなーと思いました。だから
「単純に私が子どもなら、お母さんがいてくれて嬉しい!だからこれでいいのだ‼」
私は️友人にバカボンのパパのように自信たっぷりにいいました。だから過保護と言われても気にしない。必要な時に、そばにいることが出来たら、それでいいのです。
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