曽祖父の足跡調査はお終い。
6月から母からの依頼で、明治期にアメリカへ移民に行った曾祖父の足跡を調査していました。
曽祖父の足跡調査
近現代史の教授から、〇〇市史を確認し、そこに〇〇村の記述があるかを確認する。もし曽祖父に関する記述があれば、〇〇市の教育委員会にコンタクト取ってみたらいいとのアドバイスをいただいていました。
あれこれ調べたけど、近畿圏の図書館には所蔵してないので、現地に行くしかないか・・・もう一足飛びで、教育委員会にメールしてみよう!と早速実行して来ました。
ほぼ忘れた頃に、調査結果が届きました。〇〇市史に関連記述なし、〇〇村史はないとのことです。
教授の仰る通り、庄屋や名家、大実業家クラスじゃないと、明治初期に文書には書かれていないらしい。庶民が古文書に記載されるとすれば、何かマズいことをやらかすとか…
そうです。
これが庶民の歴史をたどる限界でした。つまりそれ以上歴史は辿れないってことです。
ということで、残された調査は、広島県立文書館で、曽祖父母の旅券の写しを入手することだけです。いよいよ来月広島入りします。念の為、再度、確認のメールをしてみました。
なんと!?
既に山口県の日本ハワイ移民資料館でgetしている資料しかないそうです!当時はコピーなんてないから、旅券発行の台帳が、唯一の資料だったのです。そもそも旅券は本人に渡しているでしょ・・・確かにそうです。
文書館へは、この調査の一番最初に問い合わせていました。当初こちらの知識がなく、よく理解できていなかったようです。
なので!
現地調査に行く必要もなく、ここ日本での調査は終了となりました。
しかしながら
なおアメリカ本土においては、曾祖父の勤め先が現存しているし、広島県人会もあります。再婚した相手との子孫とコンタクトを取ることも可能です。またアメリカの公文書館等で、日系人収容所関連の資料も所蔵されています。
しかし
いまの私には資金的にも、息子の存在があるので渡米は難しい。そもそも語学力に難ありです。公文書を探すほどの能力はありません。
なので、
来世で調査を続行します・・・いやいや娘がいつかアメリカでの調査を引き継いでくれると願い、私が行う調査は終了です。
だから
アメリカでの調査は、玄孫である娘にバトンを渡します。娘は多少の語学力があります。もし母が望むなら、同行しロサンジェルスで墓参り(場所も特定しているし、墓跡の写真も入手しています)も実現可能です。
ということで
私は任務完了の慰労のためだけに、日帰りで広島へ行ってきます。母から調査の交通費が前払いされていましたので、返却しないでパーっと使ってきます。
既に広島在住の大学の友人が、私のためにパーフェクトなスケジュールを計画してくれています。
加えて同窓会で「近々、広島へ行くけど、来ない?」と誘ったら、「行きます!」と改めて北海道から友人が合流します。楽しみです。
これまで
その存在を意識していなかった曽祖父ですが、この調査の過程で写真が見つかり、身近に感じることができました。
いつか、
そのうち、
たぶん、
きっと、
娘がロスの墓参りが行ってくれることを願っています。
ひいじいちゃん待っていてね!
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