息子くんのヒゲ面
最近、知的障害のある息子がヒゲ剃りを嫌がります。ガイドヘルパーさんと相談しスーパー銭湯でヒゲ剃りをお願いしました。すると顎の部分だけ剃ってきました。
「本人、カッコいいと思うから、ヒゲを伸ばしているみたいですよ。だから顎だけになりました。」
私は息子のヒゲ面はイヤです。自分のお尻も拭き忘れるような男子がカッコつけてどうするのでしょうな。そもそもヒゲを伸ばしていいのは、次元大介かハイジのおじいさんだけなんだよ。←これは私のヒゲ尺度。 とにかくそのヒゲを剃って欲しいと言ってはみたけど、息子には通じません。
連絡帳で、事業所のスタッフに髭を剃るように注意して欲しいとお願いしてみました。ところが。
「ヒゲは気に入っているのか、得意げに見せてきます。」
晩御飯のあと、息子はトマトのカケラをヒゲにくっつけていました。私は息子の小さい時の写真を眺めてつぶやきました。「こんなに可愛い男の子は、どこに行ってしまったんあろう・・・悲しいよ。しくしく😢」
すると息子は「ここ、ここ、ここにいるよー」とアピールしてきます。 「ヒゲの生えてない、可愛い男の子がいい。帰ってきて欲しい〜」としつこくからんでやりました。
すると「てへへ」と笑って、「チュッ❤️」っと口に出すのです。キモッ!!😩 セクハラだ。本当にしてきたらパンチをお見舞いしてやる。
写真の中の、小さな可愛い男の子は、もういないんだ。大きくなってカッコつけのヒゲ面の兄ちゃんになったんだ。相変わらずヘナチョコの息子でも成長してるんだ。確実に大人になっているのだ。
3秒ほど感慨に耽る。
でもそのヒゲ面は気に食わないから、剃るまで、しつこくクサしてやろう。私は負けない。
息子とのくだらない小競り合い、これがウチの日常。 おかげで寂しくない毎日です。