友達やめた (2020年)

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©︎2020 Studio Aya 

概要

生まれつき聾者である今村彩子監督が、友達のまあちゃん (アルペルガー症候群持ち、鬱病の寛解状態)との常識や価値観の違いについて、悩み考え葛藤する姿を映したドキュメンタリー映画。

公開日:2020年9月19日
上映時間:84分
監督・撮影・編集:今村彩子

監督紹介

今村 彩子 (いまむら・あやこ) 監督

名古屋出身/Studio AYA代表
愛知県立豊橋聾学校高等部卒業/愛知教育大学教育学部卒業
大学在籍中にカリフォルニア州立大学ノースリッジ校に留学し、映画制作を学ぶ。

現在、愛知学院大学で講師をしながら、映像制作をしている。
主な作品に「珈琲とエンピツ」(2011)、「架け橋 きこえなかった3.11」(2013)、自転車ロードムービー「Start Line(スタートライン)」(2016)、ろう・難聴LGBTを取材した教材DVD「11歳の君へ~いろんなカタチの好き~」文科省選定作品(2018)、「友達やめた。」(2020)、「きこえなかったあの日」(2021)がある。
手話と字幕で分かるHIV/エイズ予防啓発動画も制作、無料で公開中。
初めての著書『スタートラインに続く日々』(2019)を出版、Yahoo!ニュースでも取材したことを動画と文章で発信している。

出典:映画監督 今村彩子|Studio AYA Official Web Site

ストーリー紹介

今村監督とまあちゃんは、知り合って2年の友達。監督は、まあちゃんにされて嫌なことがあっても、その行動はアスペルガーから来るものだから仕方がないと考えて、モヤモヤした気持ちを心の中に閉じ込め、大きなストレスを抱えます。

監督は、今まで聾者であるということで、自分は世間ではマイノリティ(少数派)だと思い生きてきました。しかし、まあちゃんからは、ごく一般の「常識」を持っている苦手なタイプだと言われます。

今村監督は、我慢していたストレスが爆発して、まあちゃんと喧嘩する度に、自分の常識を彼女に押し付ていることに気付きます。

私の常識(今村監督)、まあちゃんの常識、どっちが正しいのだろうか?どうしたら2人は分かり合えるのだろうか?そもそも一体何が常識なのだろうか?監督は考え葛藤します。

さらに自分が正しい、優れているのだという優生思想が、知らずに心に根付いてることの怖さについても触れられています。

どこで観れる?

※2021年5月4日現在の情報
シアターキノ (6/11のみ)
川越スカラ座 (5/15~28)

映画公式サイトからDVD(パンフレット購入可)が発売されています。

関連リンク

映画『友達やめた。』公式サイト
映画監督 今村彩子|Studio AYA Official Web Site


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