『ルオルオの怖れ』 Q&Aメモ
英題:Luo Luo's Fear
監督:洛洛(ルオルオ)
中国/2020/84分
訳:最上麻衣子
概要
コロナ禍、不安でたまらないルオルオは外出せず、同居の父が家族の歴史を読むのを傍らで聞き、ネットで呉文光や章梦奇、仲間たちと語らう。
・ルオルオは米易県在住
Q&A
CCB?CCD? ワークステーションのワークショップで2019年に初めて作った映画。ウェン・グアンさんが率いるワークショップ。メモリープロジェクトをやっている。自分のゆかりのある村に帰って記録を収集するという取り組みで、監督は当初どこに帰れば良いか迷った。なので、父の回顧録を皆に伝えることから始まった。前までは父の回顧録を読もうという気持ちにはなれなかった。回顧録は何万字もある。そんな時に2020年1月から、武漢でコロナが始まった。心理的なプレッシャーがあり、それをメーリングリストに綴った。そしたらウェン・グアンさんに、それをカメラの前で綴ったらどうかと言われ、この作品を作り始めた。マスクのモノローグは、日常化してて、今も続けている。
Folk Memory Project
・父の回顧録の文字起こし、父の人生の出来事で初めて知ることが多かった。
・家内での撮影の構図がよかった。何か意図はあるか?
→カメラの構図は、家が狭いからそういう構図になった。勉強したことはない。
地図の場面でワークショップの仲間が、カメラの方に向かって歩いてくる場面 は、ウェン・グアンさんのアドバイス。
・地図を見ながら、ワークショップの仲間の名前を読み、住んでる街を探すシーンについて。
→これは撮影のためではなく、個人的に行っていたこと。その自分の話をメーリングリストで話したら、ウェン・グアンさんが、じゃあそれを撮ったら?と言ってきて、撮り方のアドバイスも含め、自分がやったことを再現して撮影した。
・2020年の2月23日から、このオンラインワークショップが始まった。
最初はヨガ、読書会などから始まった。今回のQ&A通訳の秋山さんも参加してた。そのなかで、ウェン・グアンさんだけでなく、ワークショップの全員がこの映画について、それぞれの意見を出してくれた。山形に入選したのも、このグループに与えられたものだと思っている。
・最後の歌について
→ワークショップに参加して、私に新しい命を与えてくれたような感じがした。
なので最後の歌があったのかなと思う。
・今年の5月に深圳でワークショップの仲間たちと初めて会えた!
マスクの独白は日常化してるので、これからも続ける予定。