ミッドサマーより真夜中のミサが好きな理由
数日前に偶然知った「真夜中のミサ」
一話見たら止まらなくなって三日ほどで完走
この調子でミッドサマーも!と思いどうにか完走
二作品の後味について、ここに書いて整理します
ミッドサマーが話題になったとき、少し気になって映画館に行くか迷った、そうしなくて正解だった
まず音の強弱で頭がおかしくなる。不穏な雰囲気とかイっちゃってる感じを出すための効果音かもしれないけど、あれを映画館でやられたら耳栓しててもしんどい。リモコン操作できてまだよかった。
描写がグロいとかそういうのは耐性があれば何とかなる、そもそも風習なのだから彼らにとっては当たり前のことで、それを初めて見る大学生たちも当たり前の反応で、どちらも間違ってはいない、だから価値観のぶつけ合いは傍観できた
でも結局手を出してしまったら何の意味もない、祭りだからって好き放題していいんか?ってこちらの気持ちを見事に無視したストーリー展開、いつのまにか一方の手のひらで踊らされてる感じが心地悪い。あえてそうしてるとわかってはいても、その感性は尊重し兼ねますお疲れさまでした(雑)
疲れるのに映像は綺麗だからそのアンバランスさいとをかしとか思えたらグッとくるんだろうね、こないけど
だから余計に宗教観強めの「真夜中のミサ」が圧勝
言ってることの半分以上が聖書だからそこは理解しようとしなくていいんだって逆に楽な気持ちで観てた
聖書や賛美歌タイムがある高校に通ってたから、知ってる言葉が結構出てきて、脈略もない話が突然始まる感じとか、あるあるだわ〜って懐かしい気持ちに
四話くらいでライリーと元カノが死について淡々と語り合うシーンが一番怖かった。その他にもグロ描写はちょこちょこあったけど、そんな次元じゃないというか、見てるこっちは宗教に基づいた死生観なんてそもそもわけわからんのに、二人は真剣に語り合ってなんなら理解しようと歩み寄ってる感じがただただ恐怖、理解が追いつかない恐怖
五話の最後は、とある映画のデジャヴでした。しんどいけど美しかった。島の街並みとか自然の切り取り方もとても好みで他の作品にも手を出すか悩み中(だいぶホラーらしい)
ホラーというか、幽霊ものが苦手なんです、海外のより日本製のが特に。脅かしにくるじゃないですか、それが嫌で年々心霊系のものは見れなくなってる。唯一ルームロンダリングはまた見てもいいかなと思える心霊?映画、あれくらいオープンでいてください
海外の方がマシな理由は現実離れ感が強いのと、神とか悪魔とか宗教に絡む率が高いので。例えるならパラノーマルアクティビティとかは煽られて酔う、でもエミリーローズとかコンスタンティンみたいな悪魔祓い系は好き。自己犠牲でサタン降臨させるシーンなんて大好き。ダヴィンチコードシリーズも学問絡んで全部は理解できないけど信仰や宗教をもとに話が進んでいくから観てておもしろい、理由はわかってる
ことを起こすきっかけを風習のせいにせず、偉大な存在を信じる狂信的な人間のせいだと清々しいまでに描かれている作品の方が見ていて真実味を感じる、そういうことです