自慢
少し前に思った話。
僕は昔から人に恵まれています。
自慢でもあり、常に忘れてはいけない事実として感謝し続けて生きていかなんだ。と思っております。
小学生の時、小さい頃から歌うことが好きで目立ちたがりやの僕に、地元の合唱団に入らないかと家にまで来て話してくれた先生がいました。
この子はきっと人をまとめる力がある、人に影響を与える人になると、小学二年生の僕を見て親に話し、翌年からの学級委員などを勧めてくれた先生もいました。
小さい頃から一緒にいたわけでもないし、部活も違うのに、仲良くしてくれて、今もこの活動を応援してくれている中学からの友人たちがいます。
音楽のことなど何もわからない僕に、一から歌やピアノを教えてくださった先生方がいました。
そして、音大に行くことを勧めてくれて、それを後押しして応援してくれた先輩がいました。
付け焼き刃で入学してきた僕に、親身になって時に厳しく、優しく、指導してくださった先生がいました。
今現在、演劇やミュージカルという舞台に立つ上でそのキッカケをくれた友人、何の基礎知識もない僕を拾ってくれた劇団、共演して気にかけてくださる先輩方、僕のパフォーマンスを褒めてくださる方、何かあると気にかけてくれる友人、家族。
その時その時で、僕という誰にでも良い顔をしているだけの、実は短気で陰湿な、怠惰で、楽観的で、コスい人間を、評価してくれたり、助けてくれたりする人達がいます。
それを忘れてはいけないし、忘れたことはありません。
そんな人たちのおかげで、僕という人間が、ギリッギリのラインで人間として立ち振る舞い、ギリッギリ普通に生きていけていると思ってます。
根っからのポジティブだったりするからなのか、人に恵まれているからなのか、恐らくどっちもだが、大きな挫折というものを経験した記憶がないです。
だからこそ常に怖い。いつか何かデッカイ障壁が、大事件が起きるのではとヒヤヒヤしています。
ヒヤヒヤしつつも、誰かが助けてくれるだろうと思って救われることも、甘えてしまうこともあります。
甘えんなよ。
母方の祖父が、人生において親友と呼べる人なんて1人いたら良い方だと言っていた。
その通りだと思う。
今の自分において、親友だと思える人が何人いるのか数えたことは無いが、確実に1人以上いる。
ありがたい話である。
人気商売をやっているからとかではなく、人との関わりは財産だと思って、好きな人も嫌いな人もこれからもたくさん作って、ギリギリ人間として生きていけたらと思う。