知るカフェから着想する、無料ビジネス
知るカフェってご存知だろうか。
一部の大学生は、知っているだろうが…
おそらく大学生以外の多くの人は
「知るカフェ…?なにそれ、美味しいの?」と疑問に思うのではないだろうか。
今日は知るカフェについて紹介する。
あと、自分で言うのは恥ずかしいが…
今日は無料ビジネスについての話をするのだが、なかなか面白い話をしている。
一度、議論してみたい内容でもあるので、できれば最後まで読んでいただけると有り難い…。
本題へ戻ると、
「知るカフェ」とは、大学内にあるカフェで、特徴として企業と学生がつながるカフェであるのだ。
オフラインで会うことで、学生と企業のミスマッチをなくす、ともホームページでは書かれていた。
知るカフェHP ( https://shirucafe.com/user/about/ )
企業の採用者が実際にこのカフェに訪れ、企業説明をしてくれる。
就活生にとってはわざわざ本社があるような大都市まで企業説明のために訪れる手間(金銭面、時間面、精神面)が省ける。
そのほか、知るカフェでは毎日ドリンク(コーヒーや、アイスティー、オレンジジュース)が無料で飲める。
また、Wifiやコンセントが常備、おしゃれなソファやお座敷があるなど…
新しいサービス型カフェといえる。
僕自身も、「毎日無料でオレンジジュースが飲めるの!!?(子供なので…)」と驚いたものだ。
1〜2年生の時に無料でオレンジジュースを飲み、
3年生になったあたりから、企業説明会に参加している。
あとは、勉強する環境としても充実しており、なかなか気に入っている。
無料でドリンクを飲めるのは学生のみで、教授や職員は利用できない。
本当に学生向けのカフェなのである。
企業が施設に関わる費用を出してくれることで、学生は快適な空間を享受できている。
教授来てないのに(笑)
つまらないダジャレという名のキラーパスをしてしまってごめんなさい。
このような無料ビジネスは近年、広がっている。
YouTubeのような動画コンテンツは、広告収入によって成り立っている。
振り返れば、テレビ番組もスポンサーによるCM放映料によって無料で見れるように成り立っている。
近年、こども食堂という、小学生に対して無料で夕食を配るサービスもある。
現在、7人に1人の子どもが貧困と呼ばれる。
成長期に十分な食事を取れなければ、体力や学力、何気ない日常においても支障が生じる。
子ども食堂を行うのは、多くが企業である。
企業のCSR(社会的責任)活動だ。
僕はこれらの無料ビジネスがいかんせん、大好きだ。
消費者として、「無料」という言葉が単純に好きということもあるが…
アイデアやマネタイズ次第では
無料でモノやサービスを提供できる。
企業としても、とても素晴らしい活動だと思うのである。
例えば映画館
僕は映画の予告が長く嫌なので、毎回ギリギリに入場するようにしている。
とは言っても、3〜4分くらいは予告を見せられる。
映画が好きな僕は、もちろん予告も好きだ。
ただ、2週間に3、4本ペースで映画を観ていた時期は、予告がほぼ同じでつまらなかった…。
さて、
ここで話したいのは、映画の予告を広告収入にしてしまえば、
映画だって「無料公開」できるのではないだろうか??ということだ。
きちんと決められた時間に全員、入場してもらい、15分ほど予告(スポンサーからのCM)を流す。
さすがに映画館なので、「スマホは使わない」というモラルは守ってほしい。
(おしゃべりくらいは良いけどね)
15分間、CMを見てもらった後に
本編(90分〜120分)が始まる。
お客様からすれば、タダで映画が観れたので多少、つまらなくてもいいし…
企業側からすれば、スマホなどの脇見をせずに
自分たちの宣伝映像を大きなスクリーンで流せたので有り難い。
宣伝をするときは、きちんとターゲティングをする必要はある。
例えば、現在「男はつらいよ」の新作が上映されている。
この時に流すCMが、仮に「新型プリクラの紹介動画」「ポケモン新作の紹介動画」「Tiktokの紹介動画」だと…
誰のハートにも刺さらないし、購買意欲の刺激ならないはずだ。
きちんと映画の見る層を判断する必要がある。
さて、なぜこの無料映画ビジネスはできないのか??
やはり、映画は莫大な時間とお金というコストがかかっている。
このモデルでは採算が取れないのだろう。
僕はせめて、子ども食堂や知るカフェのように、子どもたちの"知的好奇心"を育てるため、キャリア意識を高めるためにであれば
やる価値はあると思っている!
「映画なんて贅沢品」
だから、言っちゃダメ!
そういう家庭だって恐らくあるはずだ。
そういう家庭の子にも映画館で映画を見せたい
と僕は思う。
教育コンテンツでもいいー。
だから、そんな素敵な体験を
無料映画というビジネスモデルで実現できないだろうか。
(P.S.映画館で1〜2時間、集中して座っていられない若者が増加しているらしい。)
(終わり)