新時代、その名もマスク時代。時代の変化を考察してみた(薄い)

新時代が到来した。その名も、「マスク時代」

誰がこんな未来を予測していたかー。

いま、人類みなマスクを着けている。
やや大袈裟なことを言うが、マスクが下着のような意味合いを持つ。

下着を着用せず、裸体で外に出てみるようなら、即逮捕される。
だから裸を避けるために、下着は身につけなければならないもの。

それと同じ(厳密に言うと違うけど)ように、
マスクは身につけなければならないものとなっている。

マスクなしで電車に乗ったならば、どれだけ冷たい視線を浴びるだろうか。
マスクは自らの身を守るだけでなく、相手の身を守ると言う側面を持っているため、自他ともに着用しておかないといけない。

さて、僕は今のこの時代を勝手に
「マスク時代」と呼んでいる。

ちなみにこれまでにマスク時代はあったのか?
例えば、昭和の時。
タイガーマスクというアニメが流行った。
プロレスラーもマスクをして、悪役やヒーロを演じていた。
しかし、そのときはあくまでテレビの向こうのスターがマスクを着用していただけで、テレビの向こうの一般視聴者(大衆)の多くが、マスクを着用したわけではない。

(全国のちびっ子たちはプリキュアや仮面ライダーのようにマスクをしていたかもしれないけど…)

新型インフルエンザが流行った時も、マスクを着用している人は確かに多かったし、

花粉書の時期には、花粉にひどく苦しむ人らがマスクを手放さずしていた。(そのうちの一人)

一時期はメイクタレント?のざわちんさんが、マスクでAKB48さんや有名女優さんになりきることや、「マスクには小顔効果があるらしい…」と聞きつけた女子高生やOLさんがマスクをファッションとして付けることはあった。

歯科医師にとっても、マスクが仕事着の一部となっていただろう。

このように、確かに一部の人の間ではマスクが日常に解け込むでいたということはあった。

しかし今日本に住む
多くの国民が日常的にマスクをしている。

これぞ、一億マスク時代
略して「マスク時代」といえる。

マスク時代において、生活は大きく変化。

有線イヤホンはマスクと絡むこともあってか、使いづらく、線のない無線イヤホンが便利だと言われ続けているし、

iPhoneX以上の機種では顔認証が当たり前だが、マスクありの顔では認証されないこともあり、ロック解除や決済のたびにマスクをいちいちずらさないといけないのはとっても不便だ。

iPhone5s〜iPhone8までは、指紋認証だったが、
このマスク時代において、セキュリティ面を無視して、便利さで言えば「指紋認証>顔認証」という構図が成り立っている。

日本人にとってマスクといえば、白色というのが当たり前だ。これは学者が着る衣装が"白衣"なのと同じようにー。

一方で、マスク時代においては、
マスクの機能としては、予防目的だけでなく、
ファッションの一部ともなってきている。

白いマスクに飽きて、
黒いマスク(もともと韓国や中国の若者の間で流行っていた)や、柄物のマスクを着ける若い人が増えた。

その勢いは若者だけでなく、ビジネスマンや主婦の方でも個性あるマスクをつけている方が多い。

企業の方も、高機能なマスクを販売するし、
シャープなどのメーカーもマスク開発に腰を入れた。

マスクによって顔が半分覆われる時代。
人々の笑顔はなかなか見えにくく、顔の情報のうち、口と鼻が遮断されたため、顔が判別しにくいなどの問題もある。

(うちの母親は友達がマスクをしていたため、仲の良い友達の顔をすぐに判別できていなかった)

接客では、笑顔など明るい印象を与えることが大切なため、フェイスガードと言われるような透明なクリアシートを顔に当てているところもある。

サイゼリアはマスクしながら食事できることを売りに、「しゃべれるくん」という食事用マスクを開発した。

サイゼリアのこのマスクに対して、ボロクソに言う人は多いが、私はマスク時代という新しい時代の一つの試みとしてはとても面白いと考える。

マスク時代という新しい時代。

私たちの生活が変わるのは決しておかしなことではなく、当たり前なことだ。

改めてこの新しい時代において、これまでの常識を一度疑い、場合によっては変革するということが求められているのではないだろうか。

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