野球の試合時間って正直長いよな。って話。

試合時間短縮の流れが続いてる野球界

前回は「野球のルールは毎年改正されている」と、ルール改正について触れましたが、今年はアメリカの独立リーグで実験的に新ルールを導入することになり、日本のファンも「やっべええよ…」と、ざわざわしていて、

「いやいや、まだ独立リーグの段階だし必ず採用されるとは限らないよ!?」

と、突っ込んで回りたい気持ちでいます。賛否両論ありますが、野球のルールは常に変わり続けているので色々試してみることは良い取り組みだと思っています。今回導入される新ルールの内容を確認すると試合時間短縮を狙ったものが多い。MLBのコミッショナーは試合時間が長いのことが近年、観客動員数が減っている一因だと考えているようです。

「野球独特の"間”がなくなる。醍醐味がなくなってしまう。」

と、野球が好きなひとは口をそろえますが、野球興味ない人からすると野球の試合時間って他のスポーツに比べると長いんですよね。私も嫌だし。

野球なんかよりバブルへGO!!が見たかった中学生の私

私が中学生の時は、超テレビっ子だったのでお気に入りのバラエティー番組の枠を潰す野球中継が大っ嫌いでした。中でも忘れられないのが2010年の日本シリーズ。それが日本シリーズの試合だったことを後から知った。中継が終わったら大好きな映画『バブルへGO!!』が入る予定だったので早く中継終わんないかな、とワクワクしながら他の番組を見て過ごしていたのですが9時を過ぎてフジテレビに切り替えてもまだ野球やってるんですよ。

野球が9回まであって、同点だったら延長戦になる、ってことをそこで初めて知りました。で、なんか「10回オモテ」「11回ウラ」とか、どんどん増えてくじゃないですか。特に他に見る番組も無かったのでいつ終わるか確認するために見てたんですけど一向に終わらないじゃないですか。ルールも選手もチームも知らないから何してるのか全く分からないし。なんでこんな面白くもないものの為に私の好きな映画の放送時間がどんどん伸びてくんだよ!?!?キレそう(もうキレてる)!!!!!!って、怒り心頭でしたよね。最終的に9時放送予定が12時になったんですよ。意地でも見てやる!と思ってたけど母に「いや寝ろし。」って怒られました。あれほど悔しい思いをしたことはない。野球がますます嫌いになった出来事でした。今となればあの日本シリーズがいかに凄かったか、理解する事が出来るけども。

リスクが高い試合時間の長さ

サッカーが好きな友達に以前こんなことを言われました。

「サッカーは何時に終わるか分かるけど野球ってすごい長くなったりするから嫌なんだよ。そのあとの予定立てられないじゃん。」

確かにその通りなんですよね。サッカーもオフサイドとか細かいルールは存在しているけど、とりあえずゴールすれば1点入る、という単純さに加えて何時頃終わるか分かるのは気軽に、サッカーに詳しくなくてもちょっと観に行って帰りにご飯でも食べに行こうよ!って、友達を誘いやすい。対照的に野球の場合はある程度ルールを知っていないとその面白さが分からない上に何時に終わるか分からないリスクがあって、デイならまだしも神宮のナイターなんてとてもじゃないけど野球観たことがない友達を誘えない。

『バブルでGO!!』を見たかった中学生の私を誘うには?

「野球独特の"間”」がよい、と思えるようになるためには沢山の知識を詰め込まないといけない。知識があれば長い試合時間の中でどこに注目して見れば楽しめるのか分かるようになるから試合時間が長くても面白いと思えるのだと。逆に言えば知識がないと面白くないし、退屈な時間を過ごすことになってしまいます。まず、野球を見たことがない人が球場に足を運んでもらうために、試合時間を短くするということは野球観戦のハードルを下げてくれる働きをしてくれると私は思います。『バブルでGO!!』を見たかった中学生の私に、「大体3時間かからないくらいで終わるからさ!一緒に見に行こう!」って、言えるのは強い。今回の新ルール改正がどのように作用するのか注目です。

#スポーツ #プロ野球 #野球観戦 #ルール改正 #試合時間

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