野球とは相手より1点でも多くとった方が勝ちなスポーツだ!
毎年の恒例行事と化してきた。
今朝、Twitterを開いたらMLBでワンポイントリリーフ廃止向けたルール改正を受けてNPBでも取り入れるかどうか会議が行われたニュースを見ました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200122-01220628-nksports-base
そして最早恒例行事か?というくらい朝から野球ファンから「ここは日本なんだから何でもかんでもアメリカの真似をしやがって!」「そんなに試合時間を短縮したいのならなんでリクエストを導入したんだ!」「野球の間が無くなる!」と言った声が多く見受けられました。試合時間を短くする意味については過去のnoteにも書いたので言及しませんが、「なんでもかんでもアメリカの真似をして…」という所に焦点を絞って今年初noteを投稿して行こうと思います。
野球の試合時間って正直長いよな。って話。|なるやん https://note.com/yanyan2896/n/n8a660251d96d
そもそも野球ってどんなスポーツなのか
そもそも論で皆さんは野球とはどんなスポーツなのか分かりますか?長嶋茂雄が「1点でも多く取った方が勝ちです」と解説していたように木の棒でボールを打ち、相手よりもホームに還ってきた選手が多い方が勝ちとなるゲームです。すごい端折って言うと。よく元西武の西口のノーヒットノーラン未遂事件でも分かるようにいくら良い投手一人が九回まで0点で抑えたとしても点数が入らないと勝てない競技なのです。そしてこれまで幾度となく改正されてきたルールは試合時間を短くする意図と同時に打者有利になるように調整され続けている背景があります。何故そんなことをするのか。それは初期の野球というスポーツがどんなものだったのか振り返れば理解することが出来ます。
BSOの一番最初に「B」が来る訳
初期の野球は打者に打ちやすいボールを投げて打たせて、どちらが多く点数を取れるかというルールでしたが、それだと試合がいつまで経っても終わらない為、投手が打者が打てないボール(低すぎたり高すぎたりというものですね)を投げたらボールとしてそれが9つ出たら打者は出塁出来るというルールが出来ました。それでも試合が長い為、今のは打てるだろ、って球はストライク、とすることになりそれが3つ溜まったらアウトになるというのが出来ました。だからBSOはBが先に来ます。ストライクって「打て」って意味ですから、審判が打者に「お前今のは打てるだろ!打たんかい!」って命令しているということなのです。「今のはピッチャーいい球だね!」という意味ではないのです。
さらに野球規則では球場の向きに着いても言及していて、球場の向きは本塁から一塁線にかけて東北東を向いていることが望ましい、と明記されています。どの球場も厳密に守られているという訳ではありませんが、それは打者に太陽の光が当たらないようにするという配慮でここの部分だけとって見ても、いかに野球というスポーツが打者有利になるようになっているかということが垣間見得るのはないでしょうか。
ワンポイントリリーフ廃止の背景にあるもの
試合時間の短縮というところにばかりピンポイントがいってしまいがちですが、その背景には本来の打者有利になるルールになるように調整するというところがあります。そして、アメリカの真似ばかり…と言われましても野球って元々アメリカのスポーツですし、国際試合も盛んに行われている今は特にルールの統一化は必須事項なはずではないでしょうか。そのことを踏まえて今回の一件を見れば、もっと野球という競技について深く考えることができるのではないかと思います。