( 親友になるのは、まだ先の話 )
天高く馬肥ゆる秋。は通り過ぎ。
11月の終わり今年も終わり。息は白いしお鍋が美味しい。
冬になりました。
さいきんは広告の仕事が多かったんですが、
この間は久しぶりに結婚式の撮影でした。
二人は僕の親友の親友。親友の親友は親友だろう。ということで
お受けすることに。
これで3組目になるんですが、今回は自然光の下、
ちょっと寒いけどお天気に恵まれた良き式になりました。
僕は結婚式の撮影を受けるときは、お嫁さんのお化粧から
撮り始めさせてくれ。とお願いしています。
この日(というか僕はいつもそうなんですが)は、ボディ2台で、レンズはSIGMAのART 35 , 50 , 85mmの単玉のみ。ズームレンズも望遠ズームも家に置いてきました。こうやって緊張感と「もうやるしかない」感をつくってます。( オススメはしません。)
結婚式の撮影の心構えというか持論というか。
そんなのがありまして。
それは「 線じゃなく点を残す 」です。
言い換えると「 新郎新婦に見えないところを残していく 」ということ。全体の線の( みんなが共有している )部分はそんな頑張らなくても、誰かが残してくれてるので、別にやんなくてもいいと思う。そうじゃなく点の( 見てても忘れているか、見ていない )部分をたくさん残してあげる。前に後ろに右に左に斜めに...。いろんな方向に。
結局のところ、最後に見返すのはクライアントである二人だけ。
当日の進行や細かなセッティングは、ずーーーーーーっと打ち合わせを重ねて把握してるんですよね。だから点の部分というのは、当日のハプニング的な要素、その日に現れる細かなマテリアルやゲストの仕草や様子とか。
線は眺めちゃうけど、点は考えちゃうんです。
そこから見返した時に思い出せるか、想像できるか、もう一度感動できるか。
点を残せば、二人がつないで線にしてくれる。
そんな感じで、今回も二人の良き日を見届けました。
おめでとう。お幸せに。
日は浅いけど、確かに二人は僕の友だちになったと思う。
2017.11.28 yansuKIM
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