わたしのライオンズゲート②(アロマ天国編)
前回の記事のとおり、コロナ詐欺にみまわれた我が家で、
一番の犠牲者は、ほぼ24時間シフトになってしまった夫でした。
6日にコロナ騒ぎは嘘と判明はしたものの、目に見えて弱りきってしまった夫を少しでも何とかしてあげたい…
そんな時に浮かんだのが『アロママッサージ』でした。
むかーし昔、交際当時は素人ながらに全身をやってあげてた時期もあったけれど、結婚してから十数年、そんな手間のかかるものは完全に封印してました。
そもそも、当時も通信教育を精油の種類の勉強段階で挫折し、手技の手の字も学ぶことなく終わっていた、インチキマッサージ。
だから、わざわざオイルを買ってやってあげても効果無いかなぁ…
と、迷いも浮かんだけれど、
「少しでも楽にしてあげたい」と思い、6日の夜に楽天にてオレンジのブレンドオイルをポチり。
そのオイルが、ライオンズゲートFULLOPEN!の8月8日に到着☆
箱から出してたら、「なになにーっ」と娘が。
「これは、いい匂いのオイル。お父ちゃんが元気になるように、マッサージしてあげるんだよ。」
「いいなぁー。私もやってー。」
内心、私は「はぁ?小学生がアロマトリートメントだなんて百年早いわっ!」と思ったものの、
「一緒にお父ちゃんの背中マッサージしてくれたら、その後やったげるよ。」と提案。
両親ゆずりの「面倒臭がり屋」の娘は一瞬迷ったものの、今回はやってもらいたさが勝ったらしく、「あいわかった」と。
そして夜。
お風呂上がり、居間の長座布団にシーツをしいて、十数年ぶりのアロマトリートメントがスタート。
夫の背中をグルグルとなでさすっていると、
「おつかれさま」なのか
「元気だして」なのか
「達者で長生きしておくれ」なのか
「ねぎらい」とも
「いたわり」とも
「いのり」とも
違うけど近いような
何ともいえない温かいものが巡る感覚
がありました。
交際当時も「少しでも具合よくなってもらいたい」とがんばってマッサージしてたけれど、その頃は「このやり方でいいかなぁ。大丈夫かなぁ」の方に重きが置かれてた気がします。
でも、超久々のマッサージでは、「こんな感じはどうだろう」と試しながらも、「テクニックの上手い下手」を気にはせずに、「すこしでも楽になるといいなぁ」って気持ちでやってる自分がいました。
そんな変化にまずビックリ♡
と、途中から娘も参戦。
「どーやるのー?」と聞きながら、小さな手でぐ~るぐる。
「お父ちゃん気持ちいいー?」と、娘がたずねると、「・・・ぅんー…」と、寝落ち寸前の返答が。
それに娘も気を良くしてか、毛深いスネもぐ~るぐる。
小一時間のお父ちゃんマッサージの次は、娘の番。
生まれてはじめてのアロマトリートメントに「くすぐったいけど、気持ちいい〜」と。
大人と違い、肩こり腰痛むくみなどとは無縁の10歳児。「背中だけで十分だろう」と思いきや、「ぜーんぶやってぇー」と。
「お子ちゃまの分際で百年早いとゆーとるだろーが」と呆れつつも、気持ちよさげに楽しげにしてる娘のリクエストに40分近く応じてしまった親バカな私。
「んじゃ、次はお母ちゃんをマッサージしてちょーだい」と娘にいいつつも、背中の流しっこですら「めんどくさい」と拒否る彼女だから、「やっつけ仕事」を覚悟していたら、なんとなんと、一生懸命ヌリヌリぐるぐるしてくれたんです!
「あーそこそこ。極楽じゃぁー♨」
「うヘェ~☆※△※…」
と、ちょっと盛り気味のオーバーリアクションをしつつ、
でも内心は、その小さくって温かい手の感触が、心地良いやら嬉しいやら。
「しあわせだなぁ〜」と、しみじみ。
それだけでも、思いもがけない至福のひとときだったんですが、娘が「お父ちゃんもやってあげなよー」と、夫に要請。
「ムリっ」と、予想通りの返答だったものの、娘がまたもや催促。
すると、「オイルつけ過ぎだろうが〜。」と、娘がやみくもにつけまくったオイルを塗り拡げるべく、夫が参戦。
「やる気はあるけど不器用な私」とは真逆で、「やる気はないけど器用な夫」の施術は極楽でした。(束の間ではあったけど…)
「夫を少しでも楽にしてあげたい」ではじめたはずのマッサージが、気づいたら一家3人全員参加のアロマトリートメントになったことに、私は驚きと感動を隠せませんでした。
居間だし、長座布団だし、安めのオイルだし、そもそもが素人マッサージだし、サロンの本格的なアロマトリートメントとは雲泥の差なんだけど、ここでしか味わえない癒やし、心地良さ、しあわせがありました。
いま小5の娘はもうじき思春期を迎え、こんなスキンシップを望まなくなるだろう。(勿論それは正常な成長なんだけど)
そう思うと尚更、2021年8月8日突如開催となった我が家のアロマトリートメント大会が奇跡に思えました。
つい数日前までコロナ感染の驚異に怯えていたのが嘘のように、家族全員あぶらベタベタ&床もベタベタになりながら、笑いあって癒やし合いっこができたことに思わず涙ぐんでしまいました。
そして、
「これはひょっとすると、ライオンズゲート全開のおかげなのかなぁ」と
感謝が込み上げてきちゃったんです。
「まさか、我が家でこんな一家団らんをする日が来ようとは…これも風の時代だからか?」とも(笑)
それはともかく、あの日のアロマ天国の心地良さ&しあわせ&感謝を残しておきたくって、長々と書いちゃいました。
ありがとう、ありがとう、ありがとう
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