タイトル3

あなたは最近、何とコラボしましたか?これからのコミュニティと「新陳代謝」の話。

色んなモノがコミュニティ単位で動く時代になった。

その言葉を聞いて、「たしかに」と思った。

インターネットがこれだけ便利で身近になった今、僕らは直接会わなくても簡単にコミュニティを形成できる。そして、新しい価値観やサービスがそのコミュニティの中から生まれることも少なくない。

実際に、オンラインサロンで新しいビジネスが生まれたり、SNSでの社会運動が世の中を動かしたりしている。

冒頭の言葉を話していたのは、株式会社コルクの代表である佐渡島庸平さん。

編集者の竹村俊助さんが主催するトークイベント「next editors talk ぼくらの本の未来について考える」vol.1のゲストとして登壇されていた際の言葉だ。

佐渡島さんは「宇宙兄弟」をはじめ、たくさんの話題作を手がけた編集者。ご自身でも本を出されたり、最近では「コルクラボ」という、コミュニティを運営するために必要な知識や技術を学ぶ場をつくっている。


イベント会場は渋谷の「BOOK LAB TOKYO」さん。4/25発売の乃木坂46ニューシングル「シンクロニシティ」のCDジャケットの撮影にも使われたそう。(乃木坂ファンなので嬉しい)


イベントは定刻どおり19:30にスタート。

対談というよりは、竹村さんが佐渡島さんに質問していくような流れで進んでいった。

早速気になったのは、「ファンを交換し合う」という言葉。

糸井重里さんの著書「インターネット的」に触れながら、良いコミュニティの特徴として”新陳代謝が行われること”を述べられていた。

様々な分野でコラボレーションしながら、お互いのファンを交換し合う。Twitter上でのやりとりや、ネット発信の商品コラボなどもこの事例に当てはまりそう。(タニタさんやシャープさんとか企業アカウントのやりとりもよく目にしますし)

お客さんを逃さないように囲い込んでいた時代から、お互いのファンを交換し合うことで、新たな価値を生んでいく時代に。


あとは、「情報には価値がない」という言葉も印象的だった。

話題のものを体験できれば、周囲の多くの人と話すネタになる。SNSがこれだけ浸透している社会だからこそ、「シェアできる瞬間」に価値が生まれているのだろう。

インスタ映えというと少し気取った感じもするが、”みんなでワイワイガヤガヤするため”と言われると、何か人間の根源的なものを感じる・・・。


佐渡島さんは特にTwitterの活用に力を入れてらっしゃるそう。

宇宙兄弟の公式Twitterアカウントで企画を実現させていったり、コルクでも「お題にマンガで答える」という企画(コルクBooks)を行ったり、まさにインターネット的なコラボレーションの連続だ。

ネット発信ならではの異なる分野でのコラボやスピード感はこれからももっと加速していきそう。


(※質問自体はメモできませんでした・・・。)

最後の質疑応答の時間で、佐渡島さんが「勉強じゃなくて、遊んでて知ってる方が良いよ」とおっしゃっているのも印象に残った。

新しいサービスや流行っているものに関しては、一通り触れておけば色んな人と話すネタになるし、何かコンテンツをつくるときの引き出しにもなる。

遊び上手な人の方が仕事もできる、というのはこういった所も関係しているのだろうか。


コミュニティにおいても、個人においても。

新しい知識や視点を積極的に取り入れ、「新陳代謝」を促すことで、価値をアップデートしていける。

分からないことや知らないことは、どんどん調べたり体験していこうと思います。


【イベント中に気になったワード(ヤノ調べ)】

①しるし書店
キングコングの西野さんの始めたサービス。誰でも出店できるウェブ上の古本屋さん。特徴的なのは、しるしや傷がついた本が価値となり、高値で売れたりすること。(持ち主ならではの想いや思い出が価値になる)

②ホリエモン サロン
ホリエモンこと、堀江貴文さんによる会員制コミュニケーションサロン。Facebookグループの他にも、約30個の分科会グループで構成されているそう。行動的かつ魅力的な人が色んな化学反応を起こしている感じがします(想像)。

③君たちはどう生きるか
1937年に新潮社から出版され、昨年マガジンハウスから漫画版がリメイクで出された小説。書店の店頭に必ず並んでいると言っても過言ではないほどの話題作でありながら、読もう読もうと思ってまだ読んでない本。GW中に読みます・・・。

④多動力
幻冬社から出版された、堀江貴文さんの著書。こちらも読もう読もうと思ってまだ読んでない本。GW中に読みます・・・。

④ティクトク(Tik Tok)
動画ソーシャルアプリ。15秒尺の短い動画を簡単に作成・投稿できるため、10代を中心に流行っているらしい。

⑤ナナミュージック(nana)
歌や楽器演奏を録音・投稿できる音楽SNSアプリ。他の投稿者とも簡単にコラボできるので、音楽仲間とかもできるらしい。

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